【サンフランシスコ】警察に「殺人ロボット」の使用を許可する決定を撤回
サンフランシスコは、「殺人ロボット」の使用を警察に許可する決定を撤回したらしい。公民権グループや、殺傷能力を持つロボットの使用に反対する「Stop Killer Robots」という団体などから、厳しい批判を受けたためだという。
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「そんな物騒なモノがあるの!?」と驚いた人のために、「殺人ロボット」の概要をご紹介。このロボットは爆発物を搭載していて、最終手段として使われるとのこと。
例えば、容疑者が武装しているときや危険人物が建物内に立てこもっていて突破する必要があるときなど、厳しい状況下でのみ使用が許可されるんだとか。
ちなみに、このロボットは既に使用されたことがあるらしい。2016年にテキサス州で発生した警官5人が殺害された事件では、「殺人ロボット」がスナイパー1人を手にかけた——。
今回の導入撤回について、「Stop Killer Robots」のキャサリン博士は「人間が殺人の責任をどんどん取らなくなってしまう恐れがある」と述べている。たしかに、「殺人を行ったのは人ではない。ロボットだ。」のような捉え方も出てくるかもしれない。
今回の「殺人ロボット」のようなテクノロジーは、物理的な課題は解決するだろう。しかし、同時に倫理的、社会的な課題を生み出していることにも目を向ける必要がある——。
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