顔認証システムのあるパトカーが「逃亡犯」を捕まえるように
少しでも多くの人が安全に暮らせるように、という願いが込められて開発された「Ekin Patrol G2」。もしも日本でこのプロダクトが使われるようになるとしたら、賛否が分かれると思う。
「犯罪者をすぐに逮捕できるようになる」や「テロリストの犯行を未然に防げるから採用するべき」。かたや、「いつもカメラに監視されてしまう」や「僕たちの生活が警察に管理されることになる」といった具合に。
盗難車や犯罪者を
見つけ出せる「センサー」
© 2017 Ekin
パトカーの上部に取り付けられるようにデザインされたセンサーが「Ekin Patrol G2」だ。ちなみに、すでにチューリッヒやロサンゼルスでテストが行われているらしい。
このセンサーは、道端の車のナンバープレートを認識し、盗難車かどうかを判断できる。自動で歩行者の顔を識別し、指名手配犯を見つけ出せる機能もある。また、駐車違反やスピード違反も取り締まれる。
冒頭でも言ったように、このプロダクトのスペックを知った人はポジティブ派とネガティブ派に分かれるだろう。
同じような最先端テクノロジーを採用したプロダクトは、パトカーではないけど中国警察が取り入れている。そして、すでに数々の成果を上げている。
テクノロジーを採用したことによるメリットが実証されているなら、この波に逆らうのは難しいだろう。拒絶するよりも、これらをどうやって生かしていくのかを考えたほうが建設的かもしれない。
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