ボブ・ディランが「オートペンを使用していたこと」を謝罪

2022年11月に『The Philosophy of Modern Song』という書籍を発売したボブ・ディラン。発売記念として、彼は直筆サインの載った900冊を販売した。

……が、じつはそのサイン、直筆ではなくオートペンによるものだったようだ。出版元である「Simon & Schuster」は謝罪文を公開し、返金対応をすると明らかにしている。

いったい何があったのだろうか?

ボブ・ディランがFacebookに投稿した謝罪文によると、彼は2019年頃からめまいに悩まされ、5人のアシスタントに業務をサポートしてもらっていたとのこと。しかし、パンデミックによるロックダウンによって、作業が思うように進まず、最終的にオートペンを使うことにしたようだ。

今回の問題点は、オートペンの使用ではなくサインに関する情報が曖昧なまま販売が進められてしまったことだろう。今の時代に透明性が求められていることは、こうした事例からも分かるかもしれない。

© Bob Dylan / Facebook
Top image: © Dave J Hogan/Getty Images for ABA
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