8歳の子供が手書きの本を図書館に忍ばせた結果……
米国アイダホ州に住む8才の少年が書いたクリスマスアドベンチャーをテーマにした絵本が面白い運命を辿っている。
8才のディロン君は、物語が大好きな男の子で、ある図書館の常連だった。
そして、ある日、自分で描き上げた絵本『The Adventures of Dillon Helbig’s Crismis』を図書館の絵本コーナーに無断で置いてきてしまう。
それに気づいたディロン君の母親は、図書館の同じ場所を訪れるが、既に本は無くなっていた。なんと、図書館の支配人であるハートマン氏が既に本を見つけていたのだ。
©2022 Ada Community Library
そして、ここからがこの話の面白いところ。
なんとハートマン氏は「この作品は、読むのが楽しい高品質な物語であるという点でコレクションの選択基準を満たしている」として、この絵本を図書館のコレクションに加えることを認めた。
そしてその後、この絵本は大きな話題となり、クチコミを通じて多くの市民が興味を持ち、現在は55人の順番待ちができるまでに。
本来であれば、人気の本があれば、追加で購入することができるが、この一点モノの絵本は複写ができない。両親は電子版の作成も検討して、多くの人に読んで欲しいと願っているとのこと。
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またディロン君は、現在物語の続きを作成に取り組んでいるほか、この図書館を会場にして、ディロン君を迎えた児童文学の執筆ワークショップも計画しているのだとか。
子供は想像力が豊かだと良く言ったものだが、図書館の司書が認めるほどの絵本とは、一体どのようなものなのだろうか。
またワークショップを通じて、他の子供たちの創作意欲を刺激できれば、更なる面白い作品がこの図書館から誕生するかもしれない……!
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