図書館にLGBTQに関する本を置くのは禁止?
先日、米ミシシッピ州リッジランド市にある図書館「Madison County Library System」が、同市の市長Gene McGee氏からLGBTQに関する書籍を置いていることに対して指摘を受け、支払われる予定だった予算を受け取れなくなってしまう可能性があった。
すでに同図書館は資金を受け取れることになっているが、この一連の流れを紹介したい。
ことの発端は、McGee氏のもとに市民からの苦情が届いたから。図書館にLGBTQの人々が描かれている本が置いてあったためだ。
そして、McGee氏は若者に対して不適切であることを理由に、図書館に注意喚起。本人は認めていないが、従わない場合は支払われる予定の予算を渡さない旨を伝えたという。
最終的にリッジランド市は同国の図書館の権利宣言に反するとして、「Madison County Library System」に予定通りの予算を支払うことを公表。これからは両者が一体となって多様性を推進していくことも発表している。ちなみに、McGee氏は声明を出していない。
この一連の流れは、ミシシッピ州においてどのような意味を果たすのだろうか? 注目だ。
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