火炎放射器でも燃やせない本が誕生……でも、なぜ?
先月、小説『侍女の物語』などで知られるマーガレット・アトウッド氏と、アメリカの出版社「ペンギン・ランダムハウス」が手を組み、燃やしても燃えない本を制作した。
なぜかというと、アメリカの学校や図書館でいま起きていることを警鐘し、抗議するため。
一部の人がLGBTQや人権に関わる本が子どもに悪影響だとし、いくつもの本が焼かれる事件が相次いでいるのだ。
そんな動きに声をあげたのがアトウッド氏とペンギン・ランダムハウス。
近未来のアメリカを舞台に男尊女卑の社会のあり方を描いた『侍女の物語』は、過去に何度も発禁処分を受けていることから、燃やせない加工をするにはうってつけだったというわけ。
実際に彼らは制作背景に迫った動画を公開しており、そのなかではアトウッド氏が火炎放射器で本を焼こうとするが、傷ひとつつけられない様子も収められている。
アトウッド氏とペンギン・ランダムハウスが声をあげたことによって、どんな変化が起きるのだろうか? 注目だ。
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