「これまで通り」ではヤバい?今、企業に求められるのは「多様性を受け入れる」こと!【調査結果】

さまざまな価値観が認められ、多様性が尊重される現代において、そんな人々を受け入れる企業もあり方を見直すタイミングを迎えているのかもしれない。

「株式会社学情」が、2024年度に卒業予定の大学生と大学院生にアンケートをおこなったところ、就活するにあたって「ダイバシティ&インクルージョン(D&I)」の取り組みを「意識する」と答えた割合が半数近くの45%に達したという。

そもそもD&Iってなんなの?という話だが、これは「性別や国籍などが違う多様な人々に、それぞれが活躍できる場を与えよう」という考え方。

ましてや幼い頃からSNSなどで自己発信してきたZ世代にとっては、多様性や自分らしさを尊重するのは自然なことであり、この結果は現代の傾向をモロに反映したものと見て取ることもできる。

さらに興味深いのが、D&Iを推進する企業に対して82.7%が「好感を持つ」と回答し、その取り組みのなかでもとくに「働き方の制度・柔軟性」を72.6%の学生が意識している点だ。

©株式会社学情

与えられた仕事をこなすことももちろん必要だが、一人一人の状況や得手、不得手に合わせた“柔軟さ”はかなり重要視されている。

そして、企業側にとって見過ごせないのは63.2%の学生が「D&Iの取り組みを知ると志願度が上がる」と回答していること。

ここには、「社会の変化や要請に応えることができる企業が成長し、生き残っていくと思う」という意見や、「私たちの世代の価値観とも合致していると思う」といった、どストレートな意見も。

現状維持は退化」という格言もある。

今までどおりでは、これからの時代は厳しいのかもしれない。就活を控える学生たちの声が、企業側が変化していくためのヒントになるのでは?

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