「ビキニルール」ついに撤廃!女子ビーチハンドボールユニフォームを刷新
「ユニフォームではなく、スポーツの成果で注目されたい」
こう語るのは、ノルウェーの女子ビーチハンドボールチーム。今年7月、ショートパンツを着用して試合に出場したことで、「国際ハンドボール連盟(IHR)」から罰金1500ユーロ(約20万円)を課せられたチームだ。
あれから3ヶ月が経った10月頭、選手らを罰した“ビキニルール”が、ルールブックから消えた。
服装規定の変化は以下の通り。
胸元が隠れる程度のミドリフトップスに、脚の大部分が露わになるビキニボトムスが、タンクトップとショートパンツに変更となった。
ちなみに男性用ボトムスの規定は「ダボダボでなければ構わない」「膝から10cmの長さ」だったりして、女性用だけが“タイト”である必要性は見受けられないのが正直なところ……。
7月には従来のトップスにショートパンツを合わせていたチームだが、今後の公式試合では、お腹や胸元を日光にも人目にもむやみに晒す必要のない、タンクトップ姿となるだろう。
「私たちの夢は、ビーチハンドボールを、すべての体型、国籍、民族の人々が、安心してプレーできるスポーツにすること」とノルウェーチーム。
選手の声に始まり、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、フィンランドの欧州5カ国の政府閣僚が後押ししたその夢は、着実に叶い始めている。
体操や陸上など、パフォーマンスと服装との間で選手を悩ませる競技にも、波及していきますように。
© norwaybeachhandballwomen/Instagram
Reference: Norway beach handball sexism row: Will 'bikini bottoms' to 'tight pants' kit change satisfy critics?, Rules of the Game b) Beach Handball Edition: 8 July 2014, Rules of the Game b) Beach Handball Edition: 3 October 2021
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