ついに、スコットランドが「生理用品を無償で提供する国」に!
8月15日より、スコットランドにて自治体や教育機関などが生理用品を必要とする人に対して、それを無償提供することを義務付けた法律が施行された。
これは2020年に同国の議会で全会一致で可決されていたもので、いわゆる「生理の貧困(Period Poverty)」を解決するための対応策のひとつだ。
経済的な理由で生理用品が買えない人々が存在するのはおかしいのではないか? このような考えがもとになって、スコットランドは「生理の貧困」の解決に向けて、2017年から2700万ポンド(約43億円)以上の資金を投じている。
そして2020年11月24日の議会で、公共施設において生理用品を必要とする人には無償提供するという内容の法案を満場一致で可決していた。
ちなみに、スコットランドが生理用品の無償化を推し進めたことによって、後に続くように多くの国や地域、自治体、企業が同じような取り組みをするようになっている。彼らは世界の新しい基準をつくったというわけだ。
スコットランドの次に同じ法律を施行するのは、どこになるのだろうか?
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