兵庫・明石市は「ベビー用品1ヵ月分」を無償で提供する方針

兵庫県明石市は、市内に住む0歳児の家庭に紙おむつやミルクなど「ベビー用品」を無償で提供する方針を固めた。

これは、虐待による死亡率の高い0歳児の見守り活動として、悲しい事態を未然に防ぐための取り組み。宅配するドライバーは、子育て経験のある女性が担当。日用品を届けるだけでなく、母子の健康状態や虐待の有無、サービスの利用状況などの確認も実施する。

市は聞き取りで得た情報から必要に応じて、保健師の派遣や相談窓口の紹介をおこなう予定。対象となる0歳児は年間2900人程度で、年間の事業費は約1億円の見込みだという。

兵庫県内初となるこの取り組みでは、2020年4月から0歳児一人につき毎月1ヵ月分(3000円程度)を届ける。子育て世帯にとっては、大きな支援となるだろう。

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