兵庫・丹波市の「ヒメボタル」は、線香花火のような儚さがいい

幻想的な自然のイルミネーションとでも言いましょうか。「ホタル前線」なんて言葉もあるくらい、この季節のホタルは日本らしい情景のひとつです。

6月中旬から7月上旬にかけて、ゲンジボタルより少し遅れたタイミングで観察の見頃がくるのが、ヒメボタル。今回は、大阪や神戸からも近い兵庫県「丹波市」のヒメボタルを紹介します。

日本各地で「昔はもっとよく見られた」なんてことも言われますが、兵庫県では珍しいヒメボタルが観察できるのは、丹波の豊かな自然環境があってこそ。

とてもデリケートな
「ヒメボタル」

©2018 丹波市観光協会

よく聞かれるゲンジボタルは水辺の近くで観察できますが、ヒメボタルは陸で見ることができます。それゆえに、神社を背景にしたものなど、ゲンジボタルとはひと味違う写真が撮れることでも有名です。

また、地元のフォトグラファーさんにお話をお聞きしたところ、ゲンジボタルは1〜2秒ほど光りながら飛ぶので帯のように写る一方、ヒメボタルはとても弱い光りで点滅しながら飛ぶので、丸い光りが飛んでるような写真になるそうです。なるほど、そういう違いがあったんですね!

ちょっとした光が当たるだけでも観察のチャンスを失ってしまうので、デリケートなヒメボタルを刺激しすぎないことが大事なのだそうです。

ぼんやり浮かぶ
丸い光りがかわいい

©2018 丹波市観光協会

ヒメボタルの鑑賞スポットとしても人気の、丹波市氷上町にある「内尾神社」。

参道付近で浮遊するヒメボタルは、派手すぎず、どこか暗がりのなかでぼんやり光る、線香花火のような儚さがあります。

©2018 丹波市観光協会

丹波市、山南町にある「慧日寺(えにちじ)」の参道付近では、ヒノキの林のなかを浮遊するヒメボタルが観察できるそうです。

誰かを誘っていくなら、薬草薬樹公園「丹波の湯」が企画している姫ボタル鑑賞プランも敷居が低くておすすめです。6月中旬〜7月上旬までの土曜の夜に開催していて、料理や薬草風呂にホタル鑑賞(ガイドつき)がセットになっているので、ゆったり楽しめそうです。

ちなみに夜の鑑賞会ではヤブのなかに入るので、運動靴、長袖長ズボンは必須です。間違ってもサンダルやハイヒール、短パンTシャツで行ってはいけませんよ。

ゲンジボタルとはひと味ちがう、ちょっと儚なくてかわいい「ヒメボタルの夕べ」を楽しんでみては?

「丹波市立薬草薬樹公園 丹波の湯」

住所:兵庫県丹波市山南町和田338-1
TEL:0795-76-2121(申し込みはこちらへお電話を)
公式HP:http://www.yakuso.gr.jp/

Top photo: © 丹波市観光協会
取材協力:丹波市
【特集】分け入るワケがある「丹波」

関連する記事

水や土壌、気候に恵まれていることから、コシヒカリや山の芋など食材の生産地として有名な兵庫県丹波市。ここは全国的に知られている丹波黒大豆、丹波栗など、美味し...
恐竜好きの私にとって、2006年8月7日に兵庫県丹波市で発見された「丹波竜」は衝撃的でした。だって、大好きなカマラサウルスとすごく似てるから! この丹波竜...
新神戸駅から車で1時間半。向かうは兵庫・丹波市(たんばし)。決してアクセスがいいとは言えないこの街へ向かった目的は、ズバリ「農家民宿」です。宿泊するのは、...
兵庫県丹波市で、2018年4月に誕生したばかりの「丹波プルドポークバーガー」を食べてきました。いただけるのは「丹波悠遊の森」のなかにあるレストラン「BBQ...
BBQやキャンプで盛り上がるスイーツの定番と言えば、焼いたマシュマロをサンドした「スモア」が真っ先に思いつくけど、今年は「バウムクーヘン」で盛り上がろう!
「最高峰の小豆(あずき)・幻の品種」をいただけると聞き、兵庫県の丹波市へ。どうやら小豆界におけるトップオブトップは「丹波黒さや大納言小豆」らしいのです。さ...
兵庫県明石市は、市内に住む0歳児の家庭に紙おむつやミルクなど「子供用の日用品」を無償で提供する方針を固めた。
岐阜県との県境に位置する、愛知県瀬戸市。愛知県の県庁所在地・名古屋市から北東に約20kmと、アクセスの良いところにある瀬戸への行き方、観光スポット、旨い店...
兵庫県西宮市に、24時間営業の月額制プライベートサウナ「HOTTERS24」が誕生。
神戸風お好み焼きの特徴は、牛すじをこんにゃくと一緒に甘辛く炊き上げた「ぼっかけ」を使っていること。もともと神戸牛や但馬牛などの畜産が盛んだった近畿地方で、...
サルバドール・ダリの作品を数多く所蔵する「諸橋近代美術館」で、「ダリ」と「会津民芸品」をコラボさせたミュージアムグッズ「ひげべこ」を発売。昭和37年より張...
牧之原台地を中心に、お茶の生産が盛んな静岡県島田市。静岡県の中央に位置するこの街は、静岡駅や掛川駅、浜松駅などの新幹線が停車する駅からのアクセスが便利です...
クリスマスシーズンには4万本以上売れるという、兵庫県・神戸市にある「フロインドリーブ」の絶品シトーレン。教会のパン屋さんが作るシュトレンはたっぷりバターを...
東京駅から約80kmのところにある、栃木県小山市。「小山(おやま)ってどこにあるの?」という人のために、渡良瀬遊水地や城山公園などの定番スポットから、ナマ...
『筒井時正 玩具花火』がつくるこの線香花火は、気温・湿度が低いことが製造条件。出会えるのは、冬だけ。
厳島神社、鳥取砂丘、出雲大社など、人生で一度は訪れてみたい観光スポットが「国立公園」の区域内に位置している中国地方、四国地方。日本を代表するような魅力的な...
8月12日、兵庫県・淡路市にオープンした「HELLO KITTY SHOW BOX(ハローキティショーボックス)」は、ハローキティをテーマにしたシアターレ...
沖縄の南城市にある「斎場御嶽(せーふぁうたき)」は、世界遺産(文化遺産)であるにもかかわらず正しく読むことすらできず……。さいじょうおんたけ? 琉球王国に...
久しぶりに訪れた兵庫県・神戸市で、地元の人に案内してもらった老舗洋食店が忘れられません。三宮・生田ロードにある「欧風料理 もん」。昭和11年創業の老舗洋食...
先日、ローマ市が市内観光に関わる新しい発表を行いました。市民の健康的な生活や観光客の安全、記念碑、建築遺産などを守るためのもので、様々な行為に対する制約と...
ここは兵庫県篠山市。約400年の歴史を持ち、国の史跡に指定されている篠山城の城下町であるこの場所に、ぜひ訪れてみたい独創的なコンセプトのホテルがあります。
兵庫県西宮市にある商業施設「エビスタ西宮」内のフードホールに、AI搭載のロボットが店長を務める「カフェロボット」が11月9日に誕生。
「燻製が好きすぎて起業する人がいる」と聞き、興味を覚えた。雪が降り続ける秋田県鹿角市。起業を目前に控え、溢れんばかりの希望を抱えた松村 託磨(まつむら た...
ここのところ、家飲みには欠かせなくなってしまった日本酒。酒蔵を巡るのも好きだけど、もっと試飲がたくさんできたらいいのにな〜と思ってたら、埼玉の川越市にある...
福岡県宗像市の観光ではずせないのが海鮮。なかでも、全国的に有名な佐賀の「呼子のイカ」と同じ玄界灘の漁場でとれたイカは、高い鮮度のまま水揚げされるので絶品で...
秩父市と深谷市、埼玉県の2つの市が育んだ味が融合して生まれた絶品おかず「深谷焼きねぎ秩父味噌」。おにぎりの具や野菜スティックの付け合せ、お味噌汁にもおすす...
2017年、ゲーム風のPR動画が耳目を集めた京都府宇治市。あれから2年、『宇治市〜宇治抹茶と源氏物語のまち〜』がスマホゲームになって帰ってくる!
世界中が注目する次世代型移動サービス「MaaS(Mobility as a Service)」。この社会実装の第一歩として、今月1日より、移動型のシェアリ...
兵庫県丹波篠山の無農薬ハバネロを使ってつくる「メローハバネロ」。シリーズ中もっとも辛いのがこの「Heaven」。これぞ、正真正銘の激辛!なのにきちんと美味...
四国の西端、愛媛県にある八幡浜市(やわたはまし)。立地と気候に恵まれるこの街は、愛媛県のなかでも有数の「みかん」の生産量。山には段々畑が広がっていますが、...