今日、あらためて考えたい。「ジェンダーギャップ」について
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
Women's Equality Day
(男女平等の日)
2015年開催の「国連サミット」において採択された「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」。
2030年までに達成すべき「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS(SDGs)」には17の目標が掲げられています。
エネルギー問題や環境保全、貧困や飢餓への対策と同様に「ジェンダー平等を実現しよう」というゴールが設けられているのですが、今日、8月26日は、そんなジェンダー問題に関連する「Women's Equality Day(男女平等の日)」です。
この記念日は、1920年、当時のアメリカの国務長官であるベインブリッジ・コルビー氏が、アメリカの女性に憲法上の投票権を与える宣言書(合衆国憲法修正第19条)に署名した日を祝うものであり、1973年にアメリカの正式な記念日として制定されました。
一昨年、アメリカの女性市民の参政権が認められた100周年を記念し、米国だけでなくさまざまな国や地域でイベントなどが開催。女性のエンパワーメントの重要性が訴えられました。
しかし、「世界経済フォーラム」が「経済活動への参加と機会」「教育の機会や達成度」「心身の健康度」「政治への参加」という4つの分野について男女格差を数値化したデータ「Global Gender Gap Report」の最新版(2021年度版)によると、世界中でジェンダーによる格差は依然として存在しています。
「自分たちは、今、何ができるのか?」
すべての人が真の意味での平等を感じられるように、それぞれができるアクションを考える──そんな一日にしてみてはどうでしょうか。