まずはここから、フェミニズムのお話
目次
「フェミニズム(feminism)」とは、「女性の社会的、政治的、経済的権利を男性と同等にし、女性の能力や役割の発展を目ざす主張および運動」を指す言葉。
そのフェミニズムを、フェミニストとして、歌やコメディを通してわかりやすく社会に発信している女性がたくさんいます。そんな女性たちから「フェミニズム」を学べるエピソードを集めてみました。
フェミニズムについて知って、考えるきっかけになればと思います。
親子で「フェミニズム」について話してみよう
フェミニズムについて、親子で話をするプロジェクト「Dear Daughters」というものがあります。
父から娘へ「フェミニストについてどう思う?」、「女性の権利などを主張するデモ行進に參加するとしたら、何と書かれたプラカードを持っていく?」という質問があったり、逆に父親へ「娘を育てて学んだことは何?」という質問をボードゲームをしながら進めていきます。
まずはフェミニズムに対して「自分はこんなことを感じていたのか」というような「気づき」から始めてみてもいいかもしれないですね。
「フェミニストソングライター」が伝えたいこと
女性の権利やダイエット、生理についてなど、様々なメッセージを曲にして発信し続けるフェミニストソングライターRachel Larkさん。
子どもでもわかるようにと、ストレートな言葉で表現でされた歌詞が話題になりました。
その中には、トランプ大統領にも聞いて欲しいと言う曲も。あなたはこれを聞いてどのように感じますか?
実在する女性のサクセスストーリーを描いた「絵本」
おとぎ話の女の子は、ヒーローを待つプリンセスとして描かれることが多いですが、現実世界では「女性のヒーロー」がたくさん存在します。
“夢は待つんじゃなくて「自分で掴むもの」”
女の子たちが自分の目標となる誰かを見つけられるようにという願いを込めて、自らの手で夢を掴んだ実在する女性のサクセスストーリー100人分を描いた絵本「Good Night Stories for Rebel Girls」のプロジェクトが立ち上がりました。
ナプキンに描かれた「名言イラスト」
アメリカに住むメーガン・エルダーキンさんが、娘ホールデンちゃんのランチボックスに、毎日そっと忍ばせた「ナプキンに描いた名言イラスト」がFacebookで話題となりました。
きっかけは、大統領選だったそう。アメリカ大統領選の結果にショックを受けたホールデンちゃんを励ます為に思い立ったそう。
“「たかがランチのナプキンかもしれません。でも私の行動が、少しでも女性の平等な対話に役立つなら、恐縮ですが、とても栄誉なことだと思っています」”
エマ・ワトソンが提起する「ジェンダーイシュー」
ディズニー映画「美女と野獣」の実写版で、主演を努めたエマ・ワトソンが、俳優賞を獲得したときに行ったスピーチでのこと。
「はじめに、この賞について何か話さなければいけない気がします」と切り出したスピーチが、ジェンダーイシューの問題を提起する形になっており、多くの海外メディアが注目しました。
このスピーチを機会に、「美女と野獣」を社会的な観点で見てみてください。
フェミニストの「スタンドアップコメディアン」
どんどんと新作が公開され、多くのヒット作が生まれているNetflixのスタンドアップコメディコンテンツ。
その中でも見てみて欲しいスタンドコメディアンの一人が、自分のことをフェミニストだと言っていて、本気で男女平等を実現しようとして、ネタを考えているイライザ・シュレシンガー。
彼女のスキルはかなり高いので、説明すると重く感じてしまうこともしっかりと笑いに変えてくれます。それでいて、考えさせる内容になっているから素晴らしい。ぜひ日本人の方に見て欲しいです。