今日は、世界が「海」とつながる日(6/8)
「海の日」といえば、毎年7月の第三月曜日。ですが、世界各国ではそれより1ヶ月近く早い、6月8日。つまり今日。「World Oceans Day」と呼ばれるこのもうひとつの海の日を、世界の人々はどう過ごしているのでしょう。
海を身近に感じ、お祝いする一日
2009年、国連によって制定された「World Oceans Day」、この日は海の恩恵をみんなで祝う日。学生、コミュニティ、サーファーやダイバー、アングラーなど、海を愛する人々が、世界100カ国以上でさまざまななイベントを企画し、海を身近に感じる一日を過ごしているようです。
例えば昨年は、各国の教育機関と水族館が連携し、浜辺のゴミ拾いに参加したり、ウミガメの保護や海洋生物についての勉強会を開催するなど、教室では学べないリアル体験を楽しみました。
中国ではサメをかたどってビーチに人文字をつくったり、セネガルでは魚になりきってダンスをしたりする姿も。と、これだけ見てもお祭り気分が伝わってきますが、ただ楽しむだけでは意味がない。
「海についていまいちど想いを馳せ、自分たちの生活にどれだけ影響しているのかを、さまざまな体験をとおして学ぶこと」、年に一度だけ、海と本気で向き合うことがWorld Oceans Dayのモットーだから。
海を身近に感じることで
見えてくるものがある
メキシコを訪れたとき、ティフアナのビーチで鼻をつくたくさんのゴミを目にしたことがあります。中国語やハングルに混じって、よく知る言語がそこに書かれている。この広い海がひとつにつながっていることを実感した瞬間です。と同時に、このゴミを出しているのは……。
もちろん、イベントは日本でも開催される予定。自分たちが暮らす町からいちばん近い海でも、きっとビーチクリーンはじめ、趣向をこらしたアクティビティがあるはずです。
海とのつながりを、あらためて考えるきっかけになるかもしれませんよ。