カミソリブランド「Billie」による「女の子だからって脱毛する必要はない」宣言
先日、アメリカの女性用カミソリメーカー「Billie」が、こんな宣言をした。
「女の子だからって、脱毛する必要はない!」
公式インスタグラムには、「いつの間にか押し付けられていた“毛のルール”をアンフォローしよう」といったキャプションとともに、年頃の少女が体毛に対するこれまでの考え方をおさらいするような映像が投稿されている。
© billie/Instagram
なにより、毛を剃るためのカミソリブランドが打ち出しているところが興味深い。
じつは同ブランド、従来の「美の基準」や社会からの「同調圧力」などで、女性たちが脱毛へのプレッシャーを感じている現状を問題視。女性にとって、よりボディ・ポジティブなアプローチを提供する社会実現をミッションに掲げている。
日本でも体毛に対する柔軟な考え方が、少しずつ増えてはきているいっぽうで「キッズ脱毛」の文字が車内広告で散見されるなど、まだまだ脱毛の推奨がメインストリームといった状況だ。
あらためて考えてみれば、「ムダ毛」という表現だっていかがなものか。
もともと、毛は身体を守るために自然と生えてくるもの。強制的に処理する必要なんてなかったはず。
“毛のチョイス”を誰もがもて、今よりもっと毛に対する寛容な意識へと社会が変容していく。そんな選択肢を望むのなら、まずは「毛のルール」をアンフォローしてみてはいかがだろう。
Top image: © Billie inc