現代におけるジェンダー論は、15世紀のフランス小説ですでに語られていた【研究結果】

LGBTQや性自認などの概念は、最近登場したと思われるかもしれない。しかし、そのようなジェンダー論は、15世紀のフランスですでに語られていたそうだ。

「ペンシルバニア州立大学」のBrooke Findley氏は、15世紀にフランスで書かれた小説『Perceforest』に登場する人物「Heart of Steel」を調査。

その結果、この人物には男性代名詞と女性代名詞の両方が使われており、ときには同じ文中に両方の性別が使用されることもあったという。

また、文中には自身の性別について葛藤する様子も見てとれたらしい。

「男性なのか女性なのか」と尋ねられた際に、回答をためらう場面が書かれていたんだそう。

ジェンダーの多様性は最近になって表面化しただけで、遠い昔からあったのだろう。もしかしたら、ほかの古典文学にもLGBTQやジェンダー論にまつわるストーリーが書かれているのかもしれない。

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