この図書館は、「ダメ!」ってわかっているのに撮影したくなる
中国の天津市に設立された「天津濱海図書館」には、120万冊以上の本が所蔵されている。ただ、多くの本と出会えるところだけがこの図書館の魅力ではない。
読書家じゃなくても、一度は訪れてみたくなる新たな観光名所になる予感が…。
壁一面が、すべて本棚
All photo by©︎Ossip van
オランダにある建築事務所『MVRDV』がデザインした天津濱海図書館は、壁一面が本棚となっている。階段のようなつくりとなっているためか、目当ての本を手にしたら、そのまま座り込んで読書をはじめる人も…。
よく見ないとわからないのだけど、上の方にある本はすべて壁にプリントされたもの。それでも実際に訪れたら、「図書館なんだから、撮影なんてダメッ!」ってわかっているんだけど、Instagramに公開したくてウズウズしてしまうほどの美しい“景色”だと思う。
ロビーにある大きな球体は映画も上映することができるよう。図書館のシンボルとしてつくられ、波打つ壁と一緒に光を放ちながら来館者をやさしく包み込んでいるように見える。
外観は「巨大な眼」に見えるようにデザインされていて、図書館という、あらゆる知識が詰まった世界へと、やさしい光が誘い込む。
ちょっと堅苦しいイメージのある日本の図書館とは、また違う楽しみ方ができそうじゃない?
Licensed material used with permission by MVRDV