アメリカ「ガスコンロの使用禁止」を検討中
「米国消費者製品安全委員会(CPSC)」が、ガスコンロの使用禁止を検討している。
これにより室内に汚染物質が排出され、喘息などの呼吸器系の健康問題を引き起こす可能性があるためだ。
ガスコンロを使用すれば、健康被害につながるレベルで二酸化炭素や一酸化炭素などの汚染物質が排出される。適切な換気が行われていない場合は、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)と世界保健機関(WHO)が定める基準で「有害」になってしまうほど。
CPSCのコミッショナーであるリチャード・トラムカ氏は、1月10日に『Bloomberg』にて公開された記事の中で、「ガスコンロは隠れた危険だ」とコメント。
また、ガスコンロから排出される汚染物質が地球温暖化の一因となっているという環境観点からの指摘もある。
代替品はあるとはいえ、生活必需品と言っても過言ではないガスコンロ──。今後、CPSCはどのような決断を下すのだろうか?
ちなみに、もし「ガスコンロの使用禁止」が決まったとしたら、新たな製品から規制を設けるとのことである。
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