作業の安全&快適性をサポートする新世代の「パワースーツ」誕生!
物流や建設、介護といった業種では、疲労を伴う肉体労働が業務に組み込まれていることが多い。
そんな環境で働く方をサポートすべく、CES2023で「ベスト・オブ・イノベーション」を受賞した「German Bionic」からAIを搭載したウェアラブル・ツール3種が発表された。
1つ目は、パワースーツ「Apogee(アポジー)」。
従来のモデルをより洗練したデザインへと進化させ、軽量化に成功。重い荷物を持ち上げるときなどに腰にかかる負担を最大で30kgサポートし、アクティブな歩行支援によって身体にかかる疲労を最小限にとどめてくれる。
腰痛に悩む労働者にとっては願ったり叶ったりのプロダクトだ。
©GBS株式会社
2つ目は、「スマート・セーフティベスト」。
高度なセンサー技術とAIの力で人間工学的な洞察を提供し、ボタンを押すだけで測定の結果を表示したり、欠勤の原因となる疲労やケガのリスク、改善方法をピンポイントで特定してくれる。
そして3つ目が労働安全衛生を測定し、可視化することができるデータプラットフォーム「German Bionic IO」だ。
これは先に紹介したアポジーなどから収集したデータを分析し、装着者一人ひとりがより安全に業務にあたるためのデータを算出。
例えば、姿勢の悪さや間違った持ち上げ方、過度な負担がかかるケースを警告してくれるそうだ。
マニュアル作業を主とする産業やインフラ事業者は今、深刻な労働者不足に直面している。そんな状況もあって、労働者が健康に働くサポートができるこのようなツールの価値は高まっていくに違いないだろう。
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