さよならモニター。「ARノートパソコン」の新時代、到来

日本でも「Apple Vision Pro」が発売されるなど、空間コンピューティングが身近な存在になりつつある。となれば、そう遠くない未来パソコン作業は間違いなく、バーチャル空間で行うのがスタンダードになるはずだ。

それを予感させる次世代の“一手”が登場した。

誕生、モニターのない
「ARノートパソコン」

©2024 Sightful

イスラエルのテルアビブに拠点を置く「Sightful」が、「Spacetop」というARノートパソコンを開発。物理的なモニターはなく、スマートグラスをかけて眼前にモニターを表示してパソコン作業ができるらしい。

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このノートパソコンがあれば、モニターとして使えるスペースは無限大。ウィンドウを大量に開けるから、マルチタスクをするときや生産性を高めたいときに活躍するだろう。

働き方に「変革」を起こす可能性大

リモートワークが普及し、昔と比べて柔軟な働き方ができるようになった。しかし、「Spacetop」は働き方をさらにフレキシブルにする可能性を秘めている。

まず、モニターは自分しか見ることができないから、周囲の人に覗かれる心配はなさそう。これなら、従来よりもカフェや機内などで仕事がしやすくなるはずだ。

©2024 Sightful
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また、キーボードとスマートグラスのみで操作が可能なため、物量的にも持ち運びがより簡単に。巨大なモニターが必要なため自宅やオフィスでしか作業ができない人であっても、場所に縛られずに働けるようになるかもしれない。

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そんな「Spacetop」の値段は1900ドル(約30万円)で、2024年10月よりアメリカで配送開始の予定。現在は予約を受け付けており、配送時期は未定だが日本からでも予約は可能だ。

「Spacetop」が気になる人や「ARノートパソコンで仕事がしたい!」って人は、公式サイトをチェックしてみて。

© Sightful/YouTube
Top image: © 2024 Sightful
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。