ペダルを25分漕いで作る、世界にひとつだけのオリジナルニット体験

“自転車のペダルを漕いでオリジナルマフラーが作れる”

1年前、SNSでこの情報を得ました。

調べてみると、その場所は和歌山県和歌山市にあるとのこと。

GWに和歌山チャンス(たまたま近くへ行く予定があった)が来たので、1年越しにその場所へ行ってみました!

フュージョンミュージアム
in和歌山!

© knitmuseum / Instagram

「フュージョンミュージアム」とは、“「もの創り」のおもしろさを体感し、夢を育む”と言うキャッチコピーを掲げ、横編機の歴史を貴重な遺産として情報発信している、「島精機製作所」の企業ミュージアム。

未来を担う子どもたちが機械の仕組みや歴史に触れることで、「なぜか?」という気持ちを感じ、それをキッカケに知恵に変え、創造力や知的探求心を引き出すことを目的に開設されたんだとか。

館内には、世界で最初のニット編み機などの数々の編み機や、牛乳パックから生まれた糸"REPAC"を使った製品の紹介もあります。

その一部に、ものづくりの楽しさを体感できる「体験コーナー」が常設されています。

さっそくオリジナルニット
体験コーナーへ🧵!

作成できるニットの種類は、3つ。1人1個まで。お値段もお手頃価格!

・コースター 300円

・マフラー 600円

・ミニクッションカバー 600円

作れる自転車は1台しかないので、早めに行くのがおすすめ。混雑時は2時間待つこともあるとの噂……。

マフラーを作る気で向かいましたが、ミニクッションの方が家で使えるかも?ということで、ミニクッションに急遽変更。

ミニクッションの作成時間は、なんと、25分。

ミュージアムの方から、「“自動モード”もありますよ」とご案内いただき、半分漕いで、半分は自動モードでチートすることにしました(笑)

まずはベースの色を選んで、
パソコンでデザインを作成🖌️

はじめに、クッションのベースの色を選びます。

時期によって糸の色が違うらしく、今回あったのは「ピンク、イエロー、ブルー」の3色。

デザイン作成時間は15分ほどで、パソコンで作成していきます。デザインは、絵が得意ではない人でも安心の「ドット絵」。

それに加えて、文字や柄、イラストもいくつかサンプルがあるので当てはめるだけでも作ることができます。

つまり、イメージだけ持っていけばデザインは作成可能!

私はうさぎ🐰を飼っているので、うさぎの絵と大好きなハートやリボンモチーフ、これらは絶対に入れよう!という案だけ持って行きました。

そうして完成したデザインはこちら。

 

©2023 NEW STANDARD

大満足のかわいさ。

うさぎの絵は自分で描きましたが、あとはサンプルデザインを組み合わせました。

デザインが完成したら、お次は自転車

先にいたお客さんが自転車を漕いでいる間、15分ほど待ち時間があったので、館内を探索。

 

©2023 NEW STANDARD

館内には、世界最速の横編機など、数々の編み機が並んでいます。横編機の歴史や糸の種類まで様々な展示が楽しめるので、待ち時間もあっという間です。

個人的にはホールガーメント横編機によって編成された、無縫製のニットワンピースに感動しました。

順番が来て呼ばれたら、
自転車を漕ぎます🚲=3

©2023 NEW STANDARD

結論、25分どころか12分漕ぐのも想像の2倍大変でした。

自転車は2人で漕ぐことができるけど、編む作業は速い方のペダルに合わせて進むらしく、1人が漕いでいるあいだは1人が体力を温存して順番に漕ぐのがおすすめです。

画面の表示が「がんばって!」や「ギブアップ?」のように煽ってきますが、良いシェイプアップになりました。

チートモードも使い、クッションが完成しました。

©2023 NEW STANDARD

なんてかわいいの……!完成品も大満足。イメージ通りに仕上がりました。

自分でデザインして、自転車を必死に漕いでできた「世界に一つだけのオリジナルクッション」。

自転車を漕いだ後には、和歌山ラーメンと和歌山名物「早寿司」を食べるのがおすすめです。

©2023 NEW STANDARD

フュージョンミュージアムは、ものづくりを楽しみながら、貴重な編み機の歴史や技術、SDGsについても学べるきっかけをくれる素敵な場所でした。

和歌山に行った際には、ぜひ訪れてみてください♡彡

©2023 NEW STANDARD

フュージョンミュージアム

【住所】和歌山市本町2丁目1番地フォルテワジマ3階
【営業時間】10:00~19:00
【休館日】1月1日~3日
【入場料】無料
【公式ホームページ】
https://www.shimaseiki.co.jp/company/other/fusion_museum/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/knitmuseum/

※体験コーナー上限人数に達次第、受付終了。予約×

「おやつなトピック」って?

Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。

 

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Top image: © SHUHEI KOBAYASHI, 2023 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。