使われなくなった「キッチンツール」で、自転車を作ってみた

ヨーロッパ最大の「出前サービス」を提供するDeliveroo社の調査によると、イギリスの各家庭には、まったく使われていないキッチンツールが平均34個も眠っているそう。これは金額にしておよそ267ポンド(約37,000円)。モッタイナイのは明らかですが、料理以外の使い道がないのでどうしようもありませんよね、普通に考えると。

でも、まさかの使い道がありました。

まず同社は、台所でくすぶっているツールたちを回収。その後、デザイナーと協力して、それらをパーツとする自転車を作り上げたのです。

と言われてもピンと来ないはずなので、詳しく見ていきましょう。

ハンドルはローリングピン、スポークは泡立て器、ペダルはポテトマッシャー、スピードメーターはミートサーモメーター(肉用温度計)などなど。それぞれの特徴を生かし、適材適所が徹底されている印象です。

それにしても、想像力が豊かだなあ。

しかもこれ、実際に乗れちゃう!

強調しておきたいのが、決して「ただ形にした」というだけではない点。実際に乗ることができ、同社の配達用自転車として活躍しています。ホントにちゃんと走るの?と心配してしまいますが、ロンドンの街中を颯爽と駆け抜け、空腹のお客さんを助けているそうですよ。

たしかに活躍場所はキッチンではなくなってしまいましたが、引き続き「食」に貢献していることには間違いありませんね。

Licensed material used with permission by Deliveroo
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。