限りなく、「古代生活」に近いキッチンツール
ハイテク家電や便利グッズに囲まれた現代で、ふと“昔ながらの〇〇”が恋しくなることがある。スマホゲームの技術力と手軽さを知りつつも、久々にさわった折り紙に熱中しちゃったり。おでかけにインスタントカメラを持ち出してみたり。
過去と現在をマッチさせる楽しさを、お次は台所に導入してみるのはいかが?
昔ながらどころか、限りなく古代に近いキッチンツール「ROOTS」をご紹介!
© Amalia Shem Tov/Vimeo
動画を観ているだけでマッタリしてしまう調理風景の仕掛け人は、シェンカル工科デザイン大学の卒業生Amalia Shem Tov氏。
人間のルーツや文化的価値に立ち返る「スロームーブメント」の一環として、すべて手作業で調理するツールを考案した。
ラインナップは、豆類を挽く「石臼」、香辛料やハーブを細かくすりつぶす「すり鉢とボール」、生地を焼いたり食材を温めたりできる「ホットストーン」の3種類だ。
© Project by Amalia Shem Tov, 2018. Photo by May Elimelech
© Project by Amalia Shem Tov, 2018. Photo by May Elimelech
© Project by Amalia Shem Tov, 2018. Photo by Nimrod Saunders
どのツールも、ユーザーの労力なしでは使えないところがミソ。
というのも、時間や労力をかけることで、人間と道具の間に、あたたかみのある関係や、お互いがお互いを必要とするつながりが生まれると信じているから、なんだとか。
ときにはこんな調理道具を使って一緒に料理すれば、人と人とのつながりも、ほっこりあたたまったりして。
Reference: Amalia Shem Tov
Top image: © Project by Amalia Shem Tov, 2018. Photo by May Elimelech