一つは持っていたい、憧れの「曲げわっぱ」の弁当箱【おすすめ5選】

ずっと「お弁当生活」をはじめてみたいなと思っていた人がいたら、今がまさにはじめ時かもしれません。

というのも、最近では、まだまだ外食が不安という人たちを中心に、お弁当を作って出かけるのが人気なんだそうです。

そうとくれば最初にするべきことは「お弁当箱」選び!

一口に「お弁当箱」といっても、素材や大きさ、デザイン、機能性などじつにさまざま。

中でも今回は、広い世代に人気の「曲げわっぱ」、いわゆる「曲物」のお弁当箱についてご紹介します。

「曲げわっぱ」の弁当箱のメリット

まだ使ったことのない人にとっては、「憧れのお弁当箱」とも言える「曲物」のお弁当箱。

いわゆるスギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる円筒形の木製の入れ物で、「曲げわっぱ」という呼ばれ方がメジャーですが、じつは地域によって「めんつ」「めっぱ」など呼ばれ方はさまざま。

最後は土に還る自然の素材を使っているため、エコでありながら意外と丈夫で長く使うことができます。

余計な水分や湿気を吸ってくれる、調湿効果があるので、中のごはんを美味しく保つことができ、食材と共に木の香りを楽しめるというのも人気の理由。

大きさなどにもよりますが、基本的には軽くて持ち運びやすものがほとんど。

使い込むほどに味わいが増す楽しみもありますが、お手入れが大変そうだな……という場合は、無塗装のものではなく、表面にウレタンや漆などの塗装を施しているものもあるので、うまく選んで自分にあったものを使えば大丈夫。

しかしなんといっても見た目の格好良さが抜群なので、ランチタイムに曲げわっぱのお弁当箱を出すと、それだけで一目置かれる存在になれること間違いなしです。

おすすめ「曲げわっぱ」弁当箱5選

①福岡「博多曲物」の角形一段

福岡「博多曲物」の角形一段弁当箱
©marktschole

博多曲物は、日本三大八幡といわれる筥崎八幡宮の門前町である、馬出の伝統工芸品です。

スギやヒノキなどの薄い板材を切り目を付けて曲げ、合わせ目には釘などの金属を一切使わず、長細い桜の皮で縫うようにつなぎ合わせるため、非常に軽く、ほんのり香る木の香りがより一層ごはんを美味しく引き立ててくれます。

適度に水分を吸収しつつ保湿してくれるので、美味しさも長持ち。

江戸時代には庶民にも親しまれるようになり、馬出では曲物屋がたくさん軒を連ねていましたが、現在博多曲物の工房は県内にわずか2軒のみ。

柴田徳商店の曲物は、時々目立たない部分に小さな節があったりしますが、そこには、「材料を選びに少しだけ幅を持たせることで価格を抑え、あくまでも日常の中で使って欲しい」という作り手の思いがあるのだそうです。

【商品名】博多曲物 柴田徳商店 角一段弁当箱(小)
【メーカー】柴田徳商店
【公式サイト】https://www.shibatatokushouten.com/
【販売サイト】マルクトスコレー

②長野「木曽曲物」の合わせ小判型

長野「木曽曲物」の合わせ小判型
©hananoya

側板に木曽ヒノキ、蓋板、底板に木曽サワラを使って作られた木曽曲物のお弁当箱。

通常曲物は1種類の木で作られていますが、木曽の曲物は2種類の木を組み合わせて作られています。

サワラは、余分な水分を吸ってくれて、しかもごはんをしっとりと保ってくれますが、ヒノキのように繊維が伸びず、曲げることができません。そのため、曲げる側板にはしなやかで丈夫な木曽ヒノキ、蓋板と底板には肉厚の木曽サワラが使われているのです。

また、お弁当箱としての機能、耐久性、お手入れのし易さを追求しながらも、木目の美しさや木の呼吸を止めないようにと、木地に下地処理をせずに、直に生漆を擦り込む「スリ漆(拭き漆)」が施されています。

漆の抗菌作用によってごはんが傷みにくく、冷めてもおいしさを長く保持してくれる木曽曲物のお弁当箱。木製品なので使用と共に摩耗してきますが修理出来るのも漆塗りの良いところ。使い込んでできた風合いに、より愛着が湧いてくるはずです。

【商品名】合わせ小判弁当(小)
【メーカー】花野屋
【公式サイト】https://www.hananoya.jp/
【販売サイト】公式オンラインショップ

③群馬「入山メンパ」の赤松合わせ

群馬「入山メンパ」の赤松合わせ、一段弁当箱
©卯るし庵

人気の名湯・群馬県草津温泉のお隣り、中之条町入山地区で作られている入山メンパのお弁当箱。

入山の国産赤松を使用し、同じく入山で生まれ育った職人・山本幹雄さんが、代々受け継がれた道具を使い作り続けています。

じつは草津温泉の元番頭さんだっという山本さん。「作る人がいなくなって、途絶えたらもったいない」と、父親の跡を継いでメンパ職人になったのだとか。

合わせ目は、接着剤を使わない木釘留め。板のないカンナで薄く削ることで、木目を最大限につぶさずに生かした武骨で底板の厚い弁当箱は、昭和以前の形を残した唯一無二の作風です。

木目、木地の色目もバリエーションも豊富で、自然味豊かな野趣に富んだ仕上がりを楽しむことができます。

【商品名】入山メンパ 赤松木地の曲げわっぱ 17cm
【メーカー】山本幹雄氏(作家)
【公式サイト】なし
【販売サイト】卯るし庵

④三重「尾鷲わっぱ」の丸型一段

三重「尾鷲わっぱ」の丸型一段弁当箱
©NUSHIKUMA

「尾鷲ヒノキ」を使用し、摺り漆塗りが施された尾鷲わっぱのお弁当箱。

三重県南部、尾鷲の地でゆっくりと長い年月をかけて育った「尾鷲ヒノキ」は、年輪が緻密で油分が多く、耐朽性に優れており、独特の光沢がわっぱの表面に現れます。

また尾鷲ヒノキは、防虫・殺菌作用効果がある精油成分をたくさん持っていると言われ、表面に施された漆の抗菌作用とのW効果のおかげで、食材が傷みにくい仕様になっています。

四代目の職人が手がける「ぬし熊」の尾鷲わっぱは、100%の漆のため、食品の保存効果はもちろんのこと、蓋を開けた時のわっぱならではの豊かな香りが格別。それは、人工的な素材では決して味わうことの出来ない天然素材ならではのものです。

レンジ対応可、いつものように洗えて使い勝手も良いお弁当箱です。

【商品名】摺り漆塗り 丸型弁当箱
【メーカー】ぬし熊
【公式サイト】https://nushikuma.com/
【販売サイト】公式オンラインショップ

⑤秋田「大館曲げわっぱ」のお花型二段

広げると「花の形」になる秋田「大館曲げわっぱ」の二段弁当箱
©大館工芸社

使用する時に広げると、「花の形」になる大館曲げわっぱのお弁当箱は、テーブルの上に置くだけで、その場が華やぎます。


大館曲げわっぱは、日本三大美林のひとつに数えられる秋田杉の、均一で美しい木目を活かした国指定の伝統的工芸品。木の美しさと和の温もりが心豊かに伝わる、明るく優雅な風合いと、軽量でありながら強度と弾力性に富んだ郷土の逸品です。

大館工芸社の弁当箱はウレタン塗装をしているので、から揚げ、チャーハン、ナポリタンなど、何にでも使えて使用後は食器用洗剤でしっかり洗えます。

【商品名】花
【メーカー】大館工芸社
【公式サイト】http://www.magewappa.co.jp/
【販売サイト】公式オンラインショップ

Top image: © NUSHIKUMA, 大館工芸社