「料理下手」にこそ届けたい、「傑作キッチンツール」選
目次
ここに紹介するのは、どれもキッチンに実用とともに「ウィット」をもたらしてくれる道具たち。
これじゃなきゃいけないってことはない。
なくたって困ることもない。
だけど、あればきっと台所に立つのがもっと楽しくなるに違いない。料理は毎日のこと。ならば、少しでもトキメキのあるツールに囲まれて過ごしましょうよ!
No.001
世界で一番カッコいい「納豆専用器」
受け皿の“溝”がもう、そのものですよ(笑)
面倒くさいときは、ついあの“白いパック”のまま食卓へ持って行ってしまう「納豆」。でも、少しくらい洗い物が増えたって、この「NEVER NEVER PACK」のなかで混ぜてから、オンザライスしません?
高級家具にも使われるマカバの木を材料に、職人が本気で造った、冗談みたいな納豆専用器。ささやかな日常がちょっと楽しくなるものをつくるレーベル「SASAYAKA」の代表作です。6830円(税込)。納豆小鉢の中でもピカイチだと思うなぁ。
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No.002
正確に「ひとつまみ」できる「フタ」
塩をひとつまみ━━。料理をしていてよく聞くワードですよね。でも「ひとつまみ」と言っても、人によって感覚も手のサイズも量だってバラバラ。じゃあ、いったい正確な分量は何グラム?
そんなギモンを解決してくれるアイテムがこちら。容器のフタに親指、人差し指、中指をはめ込み、そのまま塩をつまめば、「はい、ひとつまみ!」。しかも清潔、という。
空調機器メーカー「ダイキン」のためにデザインオフィス「nendo」がデザインした、「フタ」というパーツに着目したキッチンウェアで、残念ながらプロトタイプなんですが、こういうコペルニクス的転回がもっとキッチンウェアに登場してほしいですよね。
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No.003
素人でも使いこなせる「中華包丁」
大きい、重たい、扱いづらい……中華包丁のイメージです。中華料理人でもなきゃ使いこなせないであろう、あの包丁。でも、これならイケるかも!
中華包丁のネガティブ面を再定義し、普段使いにアップデートした「Reinvented」。硬い骨ごと「ぶった切る」のは厳しくとも、肉を叩いて柔らかくしたり、柄の部分で香辛料を潰したり、切った材料を包丁の腹に乗っけてそのまま鍋のなかへ。なんてこともOK。
材質を変えただけで見た目も一新。軽くて、かさばらない中華包丁なら、考えられなくもないでしょ?
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No.004
「今夜の献立」を決める「サイコロ」
「今夜なに食べよう?」毎日の献立を決めるのもラクじゃない。冷蔵庫の中身と相談するのがニガテな人は、“運”を天に任せてみてはどうでしょう?
「Foodie Dice」は、その名の通り9つのサイコロの出目によって献立を決めちゃおうというアイテム。「調理法」「調味料」「たんぱく質」「野菜」「スパイス」「ハーブ」など、それぞれのダイスに命運を賭けて……は、ちょっと大袈裟か(笑)
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No.005
思わずニヤける「スポンジホルダー」
誤解を恐れずに言えば“100均”レベル。だけど、クオリティはまずまずじゃないですか?
もはや、説明は不要でしょう(笑)
退屈な日々のルーティンワークを楽しみに変えてくれる「SOAP OPERA」です。
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No.006
まさか…の料理用「軍手」
そうです。コレ、料理のための「軍手」です。生モノを扱うため? いえいえ。包丁で手を切らないためにはめる軍手なんです。
極端なこと言えば、軍手をはめた指を包丁で引いても……切れない。マジです。
秘密は繊維にあり。伸縮性に富み老化しにくいことから、加圧シャツなどに用いられるポリウレタン系の合成繊維スパンテックスに加え、超高分子量ポリエチレン、さらにはガラス繊維を配合。とにかくタフな繊維を組み合わせた、最強クラスの素材だから。なんでも皮革製品の4倍タフだとか。
本気か冗談かわからないこの軍手は、アメリカのDIYメーカー「NoCry」製。洒落が効いた名前だなぁ。
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No.007
「キッチンバサミ」の最高峰
中部地方を代表する刃物の街と言えば、岐阜県関市。700年以上にわたって受け継がれてきた鍛冶技術を活かしきったキッチンバサミが、「三昧Tactical Scissors (タクティカル シザー)」。
高級包丁の切れ味をそのまんまキッチンバサミに応用したというんだから、その切れ味は言わずもがな。片側33層のステンレス素材(ダマスカス銅)を贅沢に使用し、サビに強く耐久性も抜群です。
しかも、簡単に分解できて隅々まで洗えるから衛生的。アウトドアでの料理にもGOODデス!
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No.008
タオル一体型の「エプロン」
キッチンにおいて洗った手を拭き、カウンター周りの水気も拭き取れば、熱い鍋もタオルで掴む。それがタオル。なのに……必要なたびに取りに行くのは煩わしい。ひとたび持ち出すと、どこに置いたかわからなくなる。
定位置があるようでないのがタオル、では?
「この先、僕らはあと何回キッチンでタオルを探せばいい? もうストレスでしかなかった。だったらエプロンとタオルを一体化させちゃえ!」
キッチンツールの企画開発を手がける和田率さんが、持ち前のクリエイティビティを発揮して開発したのが「zipron(ジップロン)」です。エプロンとタオルをジップでつなぐ。これなら、探す必要もない!
今治産の最高品質タオル、の“残糸”を使ってつくる「zipron」。エプロン部にはナノテクノロジーが生んだ機能素材「Nano-Wing®」を採用。シワや汚れに強く撥水性や速乾性にも優れた新素材です。
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No.009
食卓にそのまま出せる「おろし器」
おろし金の「おろしやすさ」とは、なんでしょう? ズバリ、おろしているときに滑らないこと。
すりおろした大根が下の容器にたまる、おろし金と容器が一体になった「おろし器」が一般的ですが、これはこれでキッチンの収納棚においてかさばるもの。まして、そのまま食卓に出すというのも、できれば避けたいところ。
そこでコチラ。400年の歴史ある有田焼に新たな解釈とデザインで再構築したブランド「2016/」のおろし器です。大根や山芋を手に、おろしやすい角度を計算して設計され、いい具合に傾斜もついています。
どうです?コレだったら、器として食卓にそのまま出してもしっくりくるでしょ?
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