1本で2本分の価値、「二刀流」のピーラーに惚れた

いくら利便性を謳われても、ツールとしてデザイン性も兼ね備えていてくれないと、なかなか「これだ!」と手に入れたくならないのがキッチンツール。はい、面倒くさいヤツと自覚している。

例えばここで取り上げるビーラーひとつとってもそう。グリップがファンシーなパステルカラーである必要、一体どこにあるんだろう。なんてね。

そういう、どうでもいいかもしれない部分が、案外重要だったりする。男にとってはね。

惚れたのは、材質よりも“二刀流”

© Warren Simpson

どうですコレ?無骨な男の手になじみそうなマテリアル感、いい線いってるでしょ。材質は軽くて丈夫なチタン製。そう、わざわざチタン。フライパンやカトラリーに、チタンを用いた製品が増えていますが、特にアウトドア仕様ってわけではなさそう。

まあ、基本はピーラーですから、やることと言ったら「皮をむく」ひとつ。けれど、「Titanium Fine Grater」はそれだけじゃない。

そう、惚れたのは素材よりもむしろコッチ。

こいつ、いわゆる“二刀流”なんです。

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皮を幅広にむく

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おろし金のようにさらに細かく

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上下でモノが違う?は、ご愛嬌。この動きを見てもらいたかったもので。でも、1本のピーラーに皮むきとおろし金、2つの機能が付いたタイプももちろんある。

大きめ野菜や大根、ごぼうといった長い野菜の皮むきに適したT字型の幅広タイプほどの一気にツルん、はないかもしれない。が、ナイフでむくのと同じように、奥から手前にスーッと皮をむいていく扱いやすさは、これとて引けを取らないはずだ。

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継ぎ目がなく衛生的というのもいいし、カトラリーのなかに混じっても遜色ないではないか。右利き、左利きとどちらも用意されているというのも地味にうれしい。

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調理道具というよりもギアとして手元に置いて、同じ料理好きな仲間たちを招いた席で、チラッとそれらしく使ってみたりする。「お、何それ」みたいな。バカバカしいだろうけどさ。そういうのキライじゃないって人だけ、どうぞこちらから。

Top photo: © Warren Simpson
Reference: Warren Simpson
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