今、アジアで急増中の「ベグパッカー」って知ってる?

今、アジアの国々で「ベグパッカー(Begpacker)」が増えているという。彼らは一体どのような人々なのだろうか?

まず、「ベグパッカー」とは「物乞い(Begging)」と「バックパッカー(Backpacker)」を組み合わせた造語だ。旅先で資金を得る手段として、意図的に物乞いをする人々のことを指している

セントラルフロリダ大学のローゼン・カレッジ・オブ・ホスポタリティ・マネジメントの学科長であるStephen Pratt氏は、CNNに「ベグパッカー」の物乞い方法は3つに分類できると語っている。

1つ目はバスキング。これは路上で音楽演奏をしたりパフォーマンスをしたりすることで資金を得る方法だ。2つ目はモノを販売したり、自分の持つスキルを活用したサービスを提供したりすることで、お金を集める方法。そして、3つ目は、見返りを求めずにお金をもらう方法。

国や地域によっては、これらの方法で資金を得ることは違法なため、「ベグパッカー」にネガティブなイメージを持つ人もいるという。一方で、「ベグパッカー」は新たな生き方を探している人々というポジティブな捉え方もある。

また、物乞いの方法はリアルからオンラインに移行していると指摘されることもある。その場合は、クラウドファンディングサイトや投げ銭サイトなどが使用されているようだ。

違法行為を除けば、確かに「ベグパッカー」は新しい旅のスタイルを実践する人々だと言えるだろう。

可能な限り予算を抑えて長い旅をしてみたい人は、まずは自分が持っているスキルを見つめ直して、それを活用したモノやコトを売る方法を考えてもいいのかもしれない。ただし、その国の法律やルールを遵守することだけは、徹底してほしい。

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