「ワイン発祥の地」ジョージアで、イケメンとワインを堪能してみた
『TABI LABO』をご覧のみなさま、はじめまして。くつざわです。
ジョージアワインをご存知でしょうか?
ワイン発祥の地と言われるジョージア(旧グルジア)で生産されるワインの総称です。
約8000年も前から伝統的な製法で作り続けられている“世界一古いワイン”。世界無形文化遺産にも登録されているんです。
せっかくジョージアに来たからには、これを飲まずには帰れません!
ただ、インターネットの情報をもとにひとりでお店に行くのも味気ないので、今回も現地で仲良くなったテモくんにその魅力を教えてもらうことにしました。
「このイケメンは誰!!」
「そもそもジョージアがわからん!!!」
という方もいるかと思います。
テモくんはこちらの記事でジョージアの伝統料理「シュクメルリ」の魅力を教えてもらった19歳。シュクメルリは松屋でも商品化されたことで話題になりましたね。
前回同様、陽気なおじいちゃんが迎えてくれる「スヒィルトゥラゼエビス ドゥカニ」というお店でいただきます。
ちなみにこのおじいちゃん、高確率で酔っ払っているので、滞在中に何度も髭ジョリジョリをくらいました。
暑苦しいな。
ジョージアではこんなにカジュアルにワインが売られています。1リットルたったの400円程度!
中でも有名なのが、写真右の「オレンジワイン(別名アンバーワイン)」。
今回はこのオレンジワインを堪能します。羨ましいだろ。
ッカァ〜〜〜!!!
イケメンに注いでもらうワインは熟成させまくったどんなワインよりも最高です。
ちなみに、テモくんが普通に年上に見えるので言い忘れていましたが、ジョージアでは18歳から飲酒可能。
さてみなさん、この独特な器が気になったのではないでしょうか。
テモ「 これは『ピアラ』と言って、素焼きの酒器で、ジョージアではよく使われているグラスだよ。海外の人にとってはワインをすする感覚が新しいかもしれないね」
くつざわ「へぇ〜。顔がかっこいいな〜〜〜」
説明よりも顔のつくりに目がいっていたのですが、そこで酔っ払い爺や(店主)が「このグラスも使ってみな」とツノのような形のグラスを渡してきました。
くつざわ「なんだこれ………………」
酔っ払い爺や「これはジョージアの酒飲みの間ではポピュラーなグラスだよ。この形だと飲み干すまでテーブルに置けないから、渡されたら飲み干さなきゃいけない」
くつざわ「発想が地獄じゃん」
酔っ払い爺や「私はいつもこれを使ってるよ」
くつざわ「爺や……………………」
くつざわ「うお〜!思ってたより甘口であっさり飲めちゃう。これはリットルで売る理由がわかるわ」
(顔丸いな)
じつはこのジョージアという国は、数あるお酒の中でもワインの消費率が非常に高い国。空港で入国審査が終わったときに、無言でワインがプレゼントされたのには驚きました。
それだけワイン文化が根付いているということですね。
テモ「ジョージア伝統のオレンジワインは、ぶどうの果皮や種から抽出されるポリフェノールがたくさん含まれているから健康にもいいんだ」
くつざわ「ほぇ〜〜〜〜。鼻高ッ」
テモ「ワインは樽で作られるイメージがあるけど、ジョージアでは8000年もの間ずっと変わらずクヴェヴリという陶器の大きな壺を使っていて、ぶどうの種や皮も一緒に入れて熟成させてるんだよ。この製法のおかげで、樽で作るワインと比べて酸化しにくくなるから酸化防止剤が必要ない。つまり無添加。女性は肌が綺麗になるって言われてて、それも人気の理由だね」
くつざわ「そしたら私、これ以上飲んだら肌がクヴェヴリの陶器くらいツルッツルになっちゃうやつよwww」
……
さて、今回紹介したジョージアワイン、甘口ですが甘すぎず、非常に飲みやすくて健康にもいいということでゲストハウスに6リットルお持ち帰りしました。
一日でみんなで飲み干しました。
ジョージアワインは日本にも専門店がありますが、ぜひ現地の雰囲気を堪能しつつ、酔っ払い爺やに髭じょりじょりされながら飲んでほしいものです。
価格も味も体にも大満足のジョージアワインでした!