“信じる力”と“疑う力”を問い直す展覧会「ダウトフルネス」が開催【東京・虎ノ門】
“信じる力”と“疑う力”をテーマとした展覧会「Signature Exhibition #01『Doubtfulness(ダウトフルネス)』」が、東京・虎ノ門のソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」にて開催される。
会期は10月10日(火)〜12月21日(木)。
SIGNALは、社会課題を表現したアートを展示し、鑑賞者から寄せられたアンケートをその課題の解決に向けたアイデアへと昇華させる、というユニークな仕組みを導入しているギャラリー。
今月26日にオープンしたばかりで初イベントとなる同展には、目に見えないものや撮影が困難なものをコンセプチュアルな手法で作品化する現代美術家・千賀健史氏と、同ギャラリーを手がける「株式会社SIGNING」の共同CEOであり博報堂出身のマーケター・牧貴洋氏が参加。
千賀氏が制作したアートと牧貴氏が集めたデータ、それぞれの展示を行き来する体験を通して、感性と理性の両面から人々が問題をどう捉えるかの“Issue Literacy”を育むことを目指す。
開催に際して、牧貴氏はこのようなコメントを公表している(一部抜粋)。
デジタル化が進む現代において、情報の「真偽」を判定することの難しさはどんどん高まっています。目に触れた情報を鵜呑みにせず、“ファクトフル”に物事を捉えて真偽を判定していく態度はもちろん大切ですが、そもそも私たちがふだんの暮らしの中で触れる情報の多くは、真偽の確かめようのない“ダウトフル”なものがほとんどという側面も。だとするならば、結局の所、その人が“ダウトフル”なものと向き合いながら、その中で「何を信じ、何を疑うか」という意志や想像力が、その人それぞれの「真実の人生」を作っているということでしかないのかもしれません。これからの時代に私たちに必要なのは、自分にとっての“真実”を見つけて人生を楽しむと同時に、他人にとっての“真実”を認め、心地よく共存していこうとする姿勢なのではないでしょうか。本展示では、そんな多様性の時代の新しい情報リテラシー、“ダウトフルネス”をテーマに、何を信じるか?何を信じたいか?何を信じる人生が幸せなのか?を、見るものに問いかけていきます。
入場は無料。
併設のカフェ&バーではランチやカフェ、バーも楽しめるので、休憩を兼ねてぜひ気軽に訪れてみては。
詳しくはこちらのWEBサイトからチェックを。