AI隆盛でも「この職種」はヒトが担う！【Indeed Hiring Lab】

AIの進化が止まらない昨今、転職エージェントとして有名な「Indeed」の労働市場の調査・研究チーム「Indeed Hiring Lab」によると、Indeedに掲載されている求人のほぼ100%が生成AIによる影響を受ける可能性があるのだという。

もちろん、職種によって影響の大きさは異なり、影響を受けやすい業種は全体の19.8%、逆に34.6%は影響を受けづらい業種であることも合わせて発表された。

上の図は青の割合が多いほど影響を受けづらい職種だが、図のもっとも下、つまり一番影響を受けやすいのがソフトウェア開発だという。

なんでも、同業界の求人内で言及されている95%のスキルは、生成AIの能力が「高い」または「非常に高い」（つまりAIの得意分野）という結果が出ている。

逆にトラックやタクシーなどのドライバー職はもっとも影響を受けづらく、ドライバーという仕事におけるスキルのうち、生成AIが能力が「高い」「非常に高い」と回答したものは29％に留まった。

仕事というのは、さまざまなスキルをかけ合わせておこなうわけだが、生成AIとしては人間的な動作や思考を要する以下2つのスキルは“現時点では”不得意という結論だ。

・人間の直感または高度な推論が必要なスキル

・手先の器用さ、または身体的な機能が必要なスキル

また、現在の生成AIはほとんどのタスクを完璧にこなすことはできず、良くてもまずまずのレベル。得意なスキルよりも不得意なスキルの方が多いそう。

しかし、AIの進化がさらに加速するとしたら、われわれもうかうかしていられない……！