ヴィム・ヴェンダースにどっぷりハマる展覧会。中目黒にて

最新作『PERFECT DAYS』で大注目を集めるドイツを代表する映画監督であり写真家、ヴィム・ヴェンダースの展覧会『ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし』が、中目黒の「N&A Art SITE」にて開催される。

会期は2月1日(木)から3月2日(土)まで。

©Peter Lindbergh

同展は恵比寿映像祭2024の地域連携プログラムの一環として企画されたもの。

自身が「究極のロードムービー」と称する『夢の涯てまでも』(1991)に関連した電子絵画作品シリーズ「Electronic Paintings」や、カンヌ国際映画祭でパルム・ ドール賞を受賞した『パリ・テキサス』(1984)のロケハンでヴェンダースが撮影し、写真家としての才能を開花させたアメリカ中西部の風景写真シリーズ「Written in the west」が会場に並ぶ。

©Wim Wenders/Kazutomo

ヴィム・ヴェンダース「少年」
1991、紙、HD プリント 36.4×51.5 cm

©Wim Wenders/Kazutomo

ヴィム・ヴェンダース「ユニゾン」
1991、紙、HDプリント、36.4×51.5 cm

ヴィム・ヴェンダース「Billboard painter's studio, Glendale, California」
1983、紙、ダイトランスファープリント、31×37 cm

ヴィム・ヴェンダース「Sun dries, Las Vegas, New Mexico」
1983、紙、ダイトランスファープリント、31×37 cm

また、恵比寿映像祭2024に関連したヴェンダースのイベントは「東京都写真美術館」でも。

2月20日(火)から10日間限定で『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版』が上映され、同作でアソシエイト・プロデューサーを務めた御影雅良氏と『PERFECT DAYS』の企画・共同脚本・プロデューサーである高崎卓馬氏らによるトークショー、ヴェンダースがみた「過去から未来へのまなざし」 『夢の涯てまでも』から『PERFECT DAYS』が2月25日(火)には予定されている。映画好きは見逃せない!

最後に……御影氏が翻訳を手がけ1月末に発売したばかりの新著『マジック・イヤーズ:魔法があった』は、『夢の涯てまでも』のプロデューサー、ジョナサン・タプリンの回顧録。ぜひこちらもチェックして、ヴェンダースの世界にどっぷりハマろう。

展覧会:ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし / Wim Wenders’s Lucid Gaze

【会期】2月1日(木)〜3月2日(土) 12:00〜17:00
※2月24日のみ10:00〜17:00/日月祝休み
【会場】N&A Art SITE(東京都目黒区上目黒1-11-6 / 東急東横線中目黒駅より徒歩5分)

映像上映:『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版

【上映期間】2月20(火)〜3月1日(金)※2月26日・2月29日を除く / 3月20日(水・祝)
【会場】東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内)

トークショー:ヴェンダースがみた「過去から未来へのまなざし」 『夢の涯てまでも』から『PERFECT DAYS』

【日時】2月25 日(日)11:00〜12:00

Top image :NHK編集室で「夢のシークエンス」を制作するヴィム・ヴェンダースとショーン・ノートン 1991 撮影:御影雅良
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。