12人のLGBTQシニアたちに迫る展覧会「Not Another Second」が開催中
アメリカ・ブルックリンで開催中の展覧会「Not Another Second(もう一秒たりとも)」。
12人のLGBTQシニアたちの、これまで本当の自分として生きてこられなかった“失われた日々”がつづられている。
© Watermark Retirement Communities/YouTube
1940年、50年代のニューヨークでは、ゲイであることはまるで病気のように扱われていたという。
その当時、危機感をもった母によって14歳のときに強制結婚をさせられたRev. Kennedy氏や、61歳になるまで本当の自分を周囲に打ち明けず、その後、アメリカで初めてゲイとして米国議会に出馬を表明したPaul Barby氏。
そのほかにも、誰にも語られることのなかった12人分のストーリーが、等身大の姿を映したシニアたちの写真とともに展示されている。
「我々の姿を見て、勇気をもらう若者もいるかもしれない」とシニアの先輩たちは語る。タイトルには“ありのままの自分でいられない時間を、一秒たりとも伸ばさないで欲しい”という想いが込められているのだろう。
展覧会は「The Watermark at Brooklyn Heights」で1月19日から3月まで開催されるが、公式サイトからもシニアたちのそれぞれのストーリーと写真が見られるようだ。
© Karsten Thormaehlen
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Top image: © Karsten Thormaehlen