中国・嘉興に誕生した「森の中の駅」。これからの交通インフラのモデルとなる可能性
中国に誕生した「嘉興駅」は、環境に配慮した施設づくりの見本となるかもしれない。
同駅をデザインしたのは、建築事務所の「MAD Architects」。交通インフラ施設が過度に拡大し続ける現状を変えるために今回のプロジェクトを実施したという。
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©MAD Architects
今回誕生した嘉興駅は、1907年に建設された同駅を再現しているらしい。
駅の近くにある湖から泥などの材料を調達して21万個ものレンガを作り、歴史資料を分析しながら当時の駅舎を正確に復元したという。
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ホームや待合室などはすべて地下に建設し、地上にはさまざまな種類の木を植えたとのこと。駅舎が緑に囲まれていることから、「森の中の駅」と呼ばれているという。また、敷地内にソーラーパネルを配置することで、駅の電力を賄うそうだ。
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駅の南側には、文化施設や商業施設などが立ち並ぶ予定。約1ヘクタールの広さの芝生もあり、コンサートや芸術祭などの会場になるんだそう。
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「MAD Architects」は、電車を利用する人々の需要を満たすと同時に、周辺環境とのつながりも重要視して今回のプロジェクトを実施したとのこと。また、嘉興駅が中国におけるインフラ開発の新たなモデルとなることを期待しているという。
交通インフラを維持しつつ持続可能な社会を実現させるためには、嘉興駅のようなスタイルが最適解なのかもしれない。
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Top image: © MAD Architects