日本人建築家が、土の作品「再生する森 JINEN(自然)」をヴェネツィアに建設中

日本人建築家の遠野未来氏が、土の建築作品「再生する森 JINEN(自然)」をヴェネツィアに建設中。今月15日に、山形の出羽三山神社とヴェネツィアを結んだオンライン型上棟式が開催された。

本作品は、海外で注目を集める土を使った建築を専門とする遠野未来建築事務所(長野県) 代表の遠野氏がヴェネツィアにあるEuropean Culture Centerから2019年に作品出展の招致を受けた際に、株式会社GEN Japanに出展の企画を依頼したことから始まったもの。

食文化と建築という異なる分野で、いずれも国際的な持続可能性をテーマとした伝統知や環境教育という課題に取り組んでいるGEN。その拠点がイタリアにあることから提携が生まれたという。

自ずから成るという意味である「JINEN(じねん)」の理念を持つ作品は、素材に土、木、竹といったヴェネツィア市内近隣で調達された自然素材のみを使用。古代ローマにおいてゲニウスロキと呼ばれていた土地の精霊を具現化したような竹でできた有機的なダイナミックなフォルムと、天と地をつなぐ土のタワーが特徴だ。

また、自然素材に最新のテクノロジーを掛け合わせ、新たなマテリアルの可能性も発信。「竹×3Dプリンター」による設計や、スウェーデン王立大学で開発中の「透明な木材」にする技術など、今後も新たな自然素材の持続可能な活用を模索していく。

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