今度はドバイ!海上に「浮かぶ建築」、ブーム到来か
ここ最近、海外で「水に浮く建築」が増えてきているのはご存知?
話題性やエンタメ的な視点だけでなく、地球温暖化による海面上昇も相まって需要が高まっているようだ。
じわじわと流行り始めた“浮かぶ建築”、今度は観光天国ドバイが乗った模様。
スイスを拠点とするホテルマネージメント会社「Kempinski」より、海に浮かぶ超高級ホテルリゾート「Kempinski Floating Palace」が2023年にオープンされるとの情報が。
© Rh Homes Real Estate/YouTube
「Kempinski Floating Palace」は、12のヴィラとガラスピラミッド付きの本館からなる壮大な施設。
富裕層に人気だというドバイ有数の高級ビーチに隣接し、ドバイの贅沢なライフスタイルを惜しみなく反映した、海上での究極のラグジュアリー体験を提供する場になるとのこと。
モダンかつエレガントなデザインのヴィラはもちろん、ルーフバルコニーや巨大プール、さらにはパノラマビューのハウスボートなんかも備えるそう。しかも、すべての設備がスマートホームに対応した最新技術の賜物だとか。
これだけでも至れり尽くせりだが、さらにこのヴィラ、なんと航行するらしい。
最高速度6海里(時速約11km)で動くことができる……つまりは先述のハウスボートとはこのヴィラそのもののことであるようだ。
豪盛を極めている一方で、航海時の電力は環境に配慮したソーラーパネルによる発電が行われるなど、サステナビリティに配慮した一面も。 高級なだけでは、“ラグジュアリー”とは言えない。近年の概念の変遷を感じさせる。
Top image: © Kempinski Hotels