森に現れた「おおきな泡」の中で、歌ったり踊ったり。

オランダの森の中に突如現れた、泡のような不思議な建物。おとぎ話の世界にでも迷い込んだかのようなこの場所、いったい何なのでしょうか。

自然に溶け込む
アートスペース

Photo by ©Jelte Keur
Photo by ©Marco Canevacci

ここ「LOUD SHADOWS」は、なんとアートスペース。ベルリンに拠点を置く建築グループ「Plastique Fantastique」によって、オランダ・テルスヘリングの森の中に作られました。透明のプラスチックを空気で風船のように膨らませ、その中に入ることができます。

Photo by ©Yena Young

空間に足を踏み入れると、ぼんやりと森の木々の輪郭が浮かび上がり、天然の舞台装置となります。

Photo by ©Marco Canevacci
Photo by ©Yena Young

LOUD SHADOWS」は音楽やダンスなどといったパフォーマンスの舞台として利用されます。

晴れているとき、雨が降っているとき。昼、夜、また季節によって常に変化する表情。透明の壁に映し出される森の景色はまるで違うので、そこで演じられる演目は同じでも、見る度に全く印象が違って感じられるかもしれません。

アートパフォーマンスの「一度きりしか見られない」という側面を一層際立たせるこのスペースそのものが、ひとつのアート作品になっているようです。

Photo by ©Yena Young
Photo by ©Marco Canevacci
Photo by ©Marco Canevacci
Photo by ©Marco Canevacci
Photo by ©Marco Canevacci

アートを作り出す人、それを見る人、そしてそれを包み込む自然まですべて含めて作品にしてしまう「LOUD SHADOWS」。その不思議な空間に包まれたなら、さらに深い感動を味わえるかもしれません。

Photo by ©Maria Turik
Licensed material used with permission by Plastique Fantastique
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。