完全なプライバシーが保てる、新しい「ライドシェア」コンセプト

イギリスの世界的なデザインスタジオ「Seymourpowell」が、新しいライドシェアコンセプト「Quarter Car」を設計。彼らがフォーカスしたのは、ライドシェアの利用乗客にプライバシーを提供すること。

ドライバーレスで走る「Quarter Car」の室内は、調整可能なパーテーションで4つのコンパートメントに分割されており、それぞれにビジネスクラス仕様のシートが設けられている。空気力学的にはマイナスとなる箱型のエクステリアも、スピードよりスペースを優先して最大の体積を実現するためだ。

パーテーションは上げ下げが可能で、友人・カップルであれば対面や隣同士、グループならば全席を仕切りなく“自分たち”の空間として利用が可能。これならば、目的地に着くまでの時間をほかの乗客の乗り降りに邪魔されることなく過ごせ、ライドシェアの難点を解消してくれる。

また、自動車の利用が都市の環境にプラスになることも考えられている。持続可能なエネルギーで動くEVというだけでなく、この車両が移動するとスマートな空気ろ過と炭素回収装置により有害な汚染物質を除去すると同時に、空気の品質のデータを収集して環境改善に役立つようになるというのだ。

実現にはまだ法的なハードルもたくさんあるが、こんな「相乗り」なら進んで利用したくなる魅力的なアイデアといえるだろう。

© 2020 seymourpowell
©2020 seymourpowell
©2020 seymourpowell
© Seymourpowell / Vimeo
Top image: © 2020 seymourpowell
好奇心を満たそう!60秒以内で読める記事

関連する記事

ビジュアルアーティストのJason Allen Lee氏が制作したWindowという作品。開いている窓からひたすらに他人の日常を撮影し続けています。「プラ...
プライバシー。それはこの情報化社会を生き抜く上で、避けては通れない概念。しかし実はあまり知らない、という人も多いのではないでしょうか。とくに日本は、西洋に...
国連は生態系の破壊が、動物の病気が人間に進入する危険性を高め、新型コロナウイルスのような感染症のパンデミックを頻発させる可能性を指摘した。
持続可能な観光業について取り上げるカンファレンス「Global Green Destinations Days(GGDD)」が10月6日〜8日に開催。今年...
環境にやさしく長期的に使える。「スノーピーク」が先月26日から老舗「京屋染物店」とタッグを組んでつくった手ぬぐい生地のマスクを発売中。
NPO法人「True Animal Protein Price(TAPP)」が今月5日に発表したレポートによると、肉製品は環境や健康維持にかかるコストを反...
今や、東南アジアの移動手段で主流になっているのは『Grab』という、マレーシア人の起業家が開発した、ライドシェアサービスのアプリ。存在自体は知っていたけれ...

人気の記事

2021年3月16日(火)に開業する「フォションホテル京都」に、フォションブランドとして世界初出店のスパ「Le Spa Fauchon/ル スパ フォショ...
国際送金サービスをおこなう企業「Remitly」が、“海外でもっとも住みたいと思われている国はどこなのか”をグローバル検索データを利用して調査。それぞれの...
「ラムを作ろう、壁ではなく」というタイトルのユニークな動画広告は、オーストラリアのラム肉メーカー「Australian Lamb」が制作したもの。「私たち...
毎度、趣向を凝らしたオリジナルの機内安全ビデオで楽しませてくれるニュージーランド航空。さすがに今年、新作を望むのは厳しいか……と思いきや、しっかりリリース...
イスラエルのバイオ食品スタートアップ「Aleph Farms」が「イスラエル工科大学」と共同で、3Dバイオプリンティング技術を利用した培養リブアイステーキ...
「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」のミュージアムショップがセレクトしたスピーカー/ラジオ「OB‐4 マジックラジオ」が日本初上陸。DJコントローラーの...
大分県の景勝地、耶馬渓に3日間限定でが「耶馬溪トンネルホテル」がオープン。客室となるのは道路に設置されたキャンピングカー。トンネル内には、建築家・佐野文彦...