英国外務省、「ユーロ2024」におけるドイツビールへの警告をサポーターに発信
今夏に開催が予定されている、「ユーロ2024」。英国外務省がイングランドとスコットランドのファンに向けて、「ドイツには気をつけろ!」と注意喚起をしているようだ。
じつはこれ、サッカーの話ではない。なんでも、ビールに関する呼びかけなんだそう。
英国外務省、
ドイツビールの“強さ”を警告
英国外務省がイングランドとスコットランドのサッカーファンに向けて発したのは、ドイツビールの危険性。というのも、ドイツのビールは英国のそれと比べて度数が高いうえに量も多い傾向にあるため、場合によっては飲酒トラブルにつながる可能性があるから。
「The Times」によると、英国のビールはアルコール度数が平均約4.4パーセントなのに対し、ドイツのビールは4.7〜5.4パーセントほどらしい。なかには、16パーセントに及ぶものもあるという。
英国外務省は「自分の限界や現地のルールを把握しておいてください。飲み過ぎると、スタジアムに入れない場合があります」と警告。英国のサッカーファンにとっては、スタジアムの外でもドイツが宿敵となるかもしれない。
ドイツへ向かう英国サポーターの数
じつに、50万人!
報告によると、約50万人もの英国サポーターが応援のためにドイツへ向かうと予想されているとのこと。各航空会社は「ユーロ2024」に向けて準備を進めており、例えばアイルランドのLCC「ライアンエアー」は、4000座席分を追加する予定なんだとか。大会中は、多くのイギリス人がドイツを訪れることになりそうだ。
ちなみに、イギリス人がドイツでビールを飲みすぎて病院に運ばれるケースは度々あるらしい。英国外務省は、サポーターたちがドイツビールの強烈なシュートをセーブできるよう警告を出すことにしたのかもしれない。
「ユーロ2024」は、6月14日に開幕。英国サポーターがドイツの勢いとビールに“飲まれない”ことを願うばかりだ。
Top image: © iStock.com/PieroAnnoni