全米をイラつかせた「ミーム」発端は日本のアニメでした
現在アメリカ圏のXを中心に流行している、なんともウザすぎるミームをご存知だろうか。
「0.01秒しか続かないジョーク」「もう見たくもない」など、ユーザーの不満はもう爆発寸前。気になるミームは、こんな感じ。
「何を召し上がりますか?」と尋ねるウェイターに対して「キーボードのRとYの間を見て」と答える客。
そう、T(tea)ってこと。
このなんとも反応しづらいジョークは、おもしろさではなく「ウザさ」からミームへと化し、主に企業が広告文言として使用するようになったのだそう。
すみません🙇♂️
発端は日本の“アニメ”でした
いかにもアメリカらしいジョークだなぁ……なんて感心してしまいそうだが、数多くのネットミームを解説しているサイト「Know Your Meme」によれば、同ミームは英語圏を対象にした画像掲示板「4chan」にて投稿されたものだとか。
そこでは、ある匿名ユーザーが日本の人気アニメ『けいおん!』について「look between t and o on your keyboard(キーボードのTとOの間を見て)」と投稿。
TとOの間に隠れた3文字「Y.U.I」こそが、紛れもなく同アニメのメインキャラクターである「ユイ」だったのだ。
かくして4chanで生まれたこのミームは、お決まりの如くXへ流入。8万近くのいいねを獲得した下記のポストでは「ユ、ユイだ……!」と歓喜したり「僕のスマホだとユイが出てこないんだが」と嘆く声が。
現在多くのユーザーに心底嫌がられているこのミームは、単なる一部の盛り上がりという枠を飛び出し、アメリカの大手アメフトチームやオクラホマ州野生生物保護局、はたまたSONYの公式Xでも使われるほどに発展。
何はともあれ、日本のアニメが発端ではあるものの、当然ながら私たちにまったく非はないわけで。日本のアニメの影響力ってそれほどすごいんだよってことにしておこう……。