有楽町にできた「NFTのリアルギャラリー」が、日本アニメの資産と未来を守る?

代替の効かない魅力があるからこそ成立するNFT

実際に“億の価値”にもなるそのお宝が、日本にもたくさんあることを再確認させてくれるプロジェクトが動き出した。

11月20日(土)、「有楽町マルイ」にグランドオープンした「楽座NFTマーケットプレイス・ギャラリーラボTOKYO」は、その動きのひとつ。

仕掛けたのは「楽座マーケットプレイス」(以下、楽座)。日本のアニメ業界の技術的な変遷により、新たに作られることのなくなった「セル画」の所有権NFTに特化した日本産のマーケットプレイスだ。

©RAKUICHI株式会社

この楽座で取引されるアニメのセル画や原画などの現物を常設展示し、「リアルでNFTアイテムを確認し、デジタル上で購入する」というリアルとデジタルを融合させた新たなNFT購入体験を提案。

それを実現した場が「楽座NFTマーケットプレイス・ギャラリーラボTOKYO」ということだ。

日本初となる今回の取り組み。展示されているNFTアイテムはすべて楽座内で購入可能になっている。

NFTとして購入した所有者が、BURN(無効化)することで現物所有ができるのもこの楽座の特徴。NFTと現物資産を組み合わせた価値の在り方を提案する楽座プロジェクトは、暗号資産のシーンにおいても画期的な試みといえるだろう。

©RAKUICHI株式会社

世界的に評価される日本のアニメの副産物であるセル画や原画は、美術的にも広く認められるようになっており、世界中のオークションで現物の取引価格が急騰中。

セル画のアートとしての価値を高めながら、同時に文化財としてリアルとデジタルをまたいで保護していく楽座が、日本のアニメカルチャーの未来を守ることになるかもしれない。

『楽座マーケットプレイス・ギャラリーラボTOKYO』
【場所】有楽町マルイ 7F(東京都千代田区有楽町2-7-1)
【営業時間】11:00~20:30 ※都合により変更される可能性あり

Top image: © RAKUICHI株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。