ピザの値段を自分で決めるフードトラック。ただし、代金の行き先は……

アメリカでも、多くの人が物価高に直面している現在。そんな状況を少しでもよくするため、あるフードトラックが走り始めた。

食品メーカー「Newman's Own」が、「Pay What You Want Pizza」というピザトラックのサービスをスタート。アメリカにおける食品価格の高騰を受けて開始した取り組みで、ユーザーはピザ1スライスの価格を自分で決められるらしい。

ピザは、同社が展開している「Thin & Crispy Crust Pizza（ペパロニピザ）」「Stone-Fired Crust Pizza（マルゲリータピザ）」「Sourdough Crust Pizza（ミートボールピザ）」などからチョイスでき、メニューはピザトラックによって異なるが、3〜5種類から選べるようになっているそう。

「Pay What You Want Pizza」は、食品価格の高騰に直面している人々のサポートだけが目的ではない。ピザの売上は全額「Newman's Own Foundation」に寄付され、困難な環境に置かれている子どもたちを救うために使われるそうだ。

物価高の影響もあるため、ピザの値段を自分で決められるなら安く設定したくなるはず。しかし、ピザの購入代金が子どもの支援につながるとなると、あえて付け値を高くする人もいるかもしれない。

なお、ピザトラックはニューヨークのマンハッタンからスタートし、マイアミやサンフランシスコ、シカゴ、ロサンゼルスなどを巡るとのこと。ピザを食べてチャリティーへの参加もできるプロジェクト、日本でも展開されてほしい——。