若者の悩みにアプローチする「サントリー」のプロジェクト

人それぞれに悩みがあり、人に打ち明けられるものもあれば、そうでないものもある。

そんななかで、人に言いづらい心身の不調や悩みを抱える若者が前向きになれるきっかけを作ろうと、「menphys(メンフィス)プロジェクト」なる取り組みが始まった。

言い出しづらい悩みに
間接的にアプローチ

これは、「サントリー食品インターナショナル」が始めたプロジェクトで、「menphys」とはmental(心)physical(体)を組み合わせた造語。若者の悩みに対するアプローチとして、身近な飲料やコミュニケーションを通じた後押しをしよう、という思いを込めた。

プロジェクト内でさまざまな施策を展開しているが、その一つが、864人の回答者のリアルな不調や悩みの声を知ることができる「若者ぶっちゃけ健康白書」というコンテンツの公開。その中で紹介されている項目の例を挙げると、若年世代(18〜34歳)の男性22.8%、女性45.1%が「肌悩みがある」と回答し、うち男女いずれも6割以上が「深刻である」と訴えている。ほかにも中高年のイメージがある「髪の悩み」も若年世代の5人に1人が「気になる」、そのうち70.2%が「深刻な悩みである」と回答しているといったものがある。

「若者ぶっちゃけ健康白書」でこうした悩みを共有できるほか、それに向き合うためのセルフケアドリンクも開発。心身両面から「飲む」ことで悩みを抱える人たちをサポートする。

©サントリー食品インターナショナル株式会社

また、去る8月30日から9月1日にかけては東京・下北沢で「~悩みごとから注文するカフェ~ CAFÉ menphys」なるカフェも展開。普通にメニューを選ぶのではなく、オリジナルのカルテシートから自身の不調や悩みを選択。その悩みに合わせた栄養素を摂取できるオープンサンドが提供されるというユニークな取り組みがおこなわれた。

悩みの中には、男性特有あるいは女性特有のものもあり、ダイレクトにアプローチするにはデリケートな部分も多い。こうしたプロジェクトを通じて、間接的に少しずつ悩みを外部の人に共有していければ、心身の健康にも良い影響を与えてくれるはずだ。

気になる方はプロジェクト公式サイトをチェックしてみよう。

Top image: © サントリー食品インターナショナル株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。