メイベリンの「メンタルヘルストレーニング」日本でも本格始動

「最近、ちょっと元気がないみたい」「なんだか様子が違う」。そう感じるとき、あなたの周りには、誰にも言えない悩みや不安を抱えている人がいるのかもしれない。誰かのSOSに気づくことは、簡単なようで難しい。

コスメブランドの「メイベリン ニューヨーク」が、そんな現代社会に必要な心の支え方を提案。若者を対象に、悩める友だちをサポートするスキルを学べるプログラム「BRAVE TALK」を展開し、重要なメッセージを発信し続けている。

5つのステップで学ぶ
実践的なサポート術

© 日本ロレアル株式会社

「BRAVE TALK」は、特定非営利活動法人「シルバーリボンジャパン」の協力のもと、高校生・大学生向けに実施されている無償のワークショップだ。特徴は、1時間のプログラムの中で、誰もが実践できるシンプルな5つのステップを通して、悩める人に寄り添い、サポートする具体的な方法を学べる点にある。

5つのステップ「BRAVE」とは、「変化に気付く」「最適な場所とタイミングを見つける」「いろいろと聞いてみる」「ありのままを受け止める」「サポートに繋げる」の頭文字をとったもの。グループワークやロールプレイングを通して、実践的なスキルを身につけることができるという。

数字が映し出す
若者をとりまく厳しい現実

このプログラムが開始された背景には、若年層のメンタルヘルス問題の深刻化がある。世界保健機関(WHO)によると、世界では年間約80万人が自殺で亡くなっており、15~29歳の死因の第2位となっている。

日本も例外ではなく、厚生労働省の統計では、年間約2万人が自ら命を絶っており、やはり深刻な状況。文部科学省が実施した調査では、高校生の約4割が「悩みや不安を抱えている」と回答しており、若年層の多くが誰にも相談できずに苦しんでいる実態が浮き彫りになっている。

「つながり」をとり戻す
共感のワークショップ

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「BRAVE TALK」は、こうした状況を打破し、若者自身が周りの人の変化に気づき、サポートできる社会を目指している。プログラムに参加した学生からは、「実際に悩んでいる友人がいるので、今日学んだことを活かしてサポートしたい」(東海大学医学部看護学科)、「自分の周りの人の小さな変化に気づく努力をしようと改めて思った」(実践女子大学文学部英文学科)といった声が聞かれた。

彼らの言葉から、このプログラムが、若者たちの意識に変化を与え、周囲の人々に寄り添うことの大切さを実感させていることがわかる。

現代社会は、SNSの普及などにより人とのつながりが希薄になっているといわれている。しかし、本当に大切なのは、目の前にいる人の心の声に耳を傾け、寄り添うことではないだろうか。メイベリン ニューヨークの「BRAVE TALK」は、私たち一人ひとりが勇気のリボンを結び、あたたかい社会を築くための一歩となるだろう。

👀GenZ's Eye👀

心の傷や不安は、ファンデーションやリップスティックで隠すことは出来ても、癒えることはありません。外見を華やげるメイクアップブランドが行うからこそ、意味のあるワークショップではないでしょうか。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。