舞台は旧邸宅やラグジュアリーホテル。五感を刺激するアートフェス「CURATION⇄FAIR Tokyo」
古びた美術館や画廊だけが、アートに触れられる場所ではない。
来年2月、これまでにないアートの祭典「CURATION⇄FAIR Tokyo」が東京・九段下で開催される。単なる美術展の枠を超え、歴史と現代、そして都市と自然が織りなす、五感を揺さぶるような体験を提供する。
「過去×未来」を体感する19日間
国際的なアートイベントを手がける「ユニバーサルアドネットワーク株式会社」と都市空間創造のプロフェッショナルである「東邦レオ株式会社」が主催する本イベントは、来年2月1日(土)から16日(日)までの展覧会と、22日(土)から24日(月)までのアートフェアで構成される。
まず注目すべきは、時代を超えて集結するアートの数々だ。展覧会では、遠藤水城氏、兼平彦太郎氏、岩田智哉氏という3名のキュレーターが、それぞれの視点でセレクトした古美術、近代美術、現代美術の作品を展示。日本美術の奥深さを体感できる貴重な機会となる。
続くアートフェアでは、ギャラリー広田美術や小山登美夫ギャラリー、MISAKO & ROSENなど、気鋭のギャラリーが多数参加。気に入った作品があれば、その場で手に入れることも可能だという。
舞台は、普段は入れない「秘密の館」
会場となるのは、通常は一般公開されていない会員制ビジネスイノベーション拠点「kudan house(旧山口萬吉邸)」。1930年代に建築家である内藤多仲氏、木子七郎氏、今井兼次氏によって設計されたこの建物は、登録有形文化財にも指定されている。美しい曲線を多用したデザインは、当時としては非常に斬新で、日本の近代建築を牽引する存在であったとのこと。
そんな歴史的建造物が、今回、時代を超えたアート作品と融合することで、唯一無二の空間が出現する。展示を通して過去と未来が交差するような、不思議な感覚を味わえるだろう。
「ラグジュアリーホテル」×「アート」の融合
さらに、サテライト会場として地上180mから東京の景色を一望できる「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」と、旧李王家邸宅を改修した「赤坂プリンス クラシックハウス」も用意されている。ラグジュアリーな空間とアート作品との組み合わせは、非日常感をさらに演出してくれるだろう。
情報過多な現代社会では、心を揺さぶられるような体験は貴重になりつつある。五感を研ぎ澄まし、過去と未来、都市と自然が融合する空間で、あなただけの新しい感性と出会ってみてはどうだろう。
『CURATION⇄FAIR Tokyo』
【会期】
2025年2月1日(土)〜2月24日(月・祝)
【会場】
・kudan house
・ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル
・赤坂プリンス クラシックハウス
・九段会館テラス
【公式HP】
https://curation-fair.com/
【チケット販売期間】
■早割:2024年12月11日(水)〜2025年1月27日(月)2000円〜
【チケット購入サイト】
https://curationfair.square.site/