心を軽くする小さなヒント。ハワイの叡智「ホ・オポノポノ」
「最近、なんだか心が晴れない……」。 華やかなSNSの投稿を見ながら、そんなふうに感じること、ありませんか?
誰もが「幸せ」を求め、追い求めるいっぽうで、その理想と現実のギャップに苦しんでいる人も少なくありません。もしかしたら、あなたも知らず知らずのうちに、「幸せの呪縛」に囚われているのかもしれません。
新年はじめの日、幸せについて考えてみませんか?
現代人が陥りがちな「幸福の落とし穴」
ここに紹介するのは、「HuffPost」の記事「The 1 Thing Therapists Say Harms Your Happiness The Most」。米国の心理療法士たちが、現代人が陥りがちな「幸福の落とし穴」と、その対処法について解説しています。
同記事によると、幸福を阻害する主な要因は、「羞恥心・罪悪感・不安」「行動の欠如」「他人との比較」の3つ。心理療法士のTamika Lewis氏は、過去の失敗や未来への不安にとらわれず、“今”に集中することが大切だと述べています。
「ホ・オポノポノ」で心をリセット
Lewis氏は、ネガティブな感情に支配されそうな時は、ハワイの伝統的な問題解決法「Ho’oponopono(ホ・オポノポノ)」を実践することを勧めています。「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」というシンプルな4つのフレーズを、心を込めて唱えることで、自分自身を許し、心のバランスを取り戻すことができるという考え方です。
また、感謝の気持ちを持つことも、ネガティブ思考から抜け出す効果的な方法の一つです。 自分の体や能力、周りの環境に対して、感謝の気持ちを持つことで、自然と心が満たされ、前向きな気持ちで日々を過ごせるようになるでしょう。
自己肯定感を高め、心を穏やかにする効果があるとされるホ・オポノポノ。デジタルデトックスとして、1日に数分間、試してみてはいかがでしょうか?
「行動」の先にある未来
「新しいことに挑戦したい気持ちはあるけれど、一歩踏み出す勇気が出ない」。そんな経験が誰にでもあるかと思います。
心理療法士のSadaf Siddiqi氏は、現代人が抱える悩みの根底には、「行動の欠如」があると指摘します。 失敗を恐れたり、現状維持を優先したりすることで、私たちは本当に望む未来から遠ざかってしまうことがあるようです。
もちろん、行動を起こすことには勇気が必要。でも、失敗する可能性だってあります。 しかし、Siddiqi氏は「どんな選択をしても、必ず間違いは起こるもの。大切なのは、失敗から学び、成長につなげることだ」と強調します。
小さな一歩を踏み出す勇気を持つこと。 そして、失敗を恐れず、むしろ学びの機会として捉え直すことで、私たちは、より自分らしい人生を創造していくことができるのではないでしょうか。
「ありのままの自分」を受け入れる
心理療法士たちのアドバイスは共通しています。「自分自身と向き合い、受け入れること」そして「小さな行動を起こし続けること」。完璧主義を捨て、今の自分を認め、できることから始めてみる。
「幸せ」の定義は人それぞれであり、人生には良い時があれば、そうでない時もあります。大切なのは、自分自身と向き合い、今、この瞬間を大切に生きること。小さな積み重ねが、きっと、より豊かな未来へと繋がっていくはずです。