老舗酒造と、6名の人気クリエイターが仕掛ける「NEO:SAKE」販売開始
日本人に長年愛されてきた日本酒。しかし、近年は若年層を中心に"日本酒離れ"が進んでいるというデータもある。
そんな状況を打破しようと、老舗酒造が新たな試みをスタートする!
SNS世代の心を掴む
斬新なボトルデザイン
明治34年創業、秋田県八峰町「山本酒造」が仕掛けるのは、人気クリエイター6名とコラボレーションしたオリジナル日本酒「NEO:SAKE」だ。大丸松坂屋オンラインストア限定で販売されるこの商品は、日本酒とクラフトジンの2つのラインナップで展開される。
最大の特徴は、従来の日本酒ボトルのイメージを覆す、クリアボトルを採用している点だ。6名のクリエイターによる個性的なイラストが映えるデザインは、まるでアート作品のよう。同社によると、「日本酒が持つ透明感と清涼感を彷彿とさせる」ことを狙ったという。
©株式会社ウエニ貿易
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インフルエンサーマーケティングを超えて
今回のコラボレーションで注目すべき点は、SNSの総フォロワー数約132万人を誇る人気クリエイターたちとの協業というだけにあらず。
近年、商品そのものの魅力だけでなく、ストーリーや世界観を共有することで消費者の共感を呼ぶマーケティング手法が広がっている。
「NEO:SAKE」は、商品企画段階からクリエイターを巻き込み、彼らの感性と伝統的な日本酒文化を融合させることで、これまでにない新しい価値を創造しようとしているのだ。
「NEO:SAKE」が提示する
未来の酒造りのカタチ
「NEO:SAKE」は、高品質な日本酒を、洗練されたデザインと戦略的なマーケティングによって再定義することで、若年層を含む幅広い層へアプローチする可能性を秘めている。
"伝統を守りながら革新を続ける"
老舗酒造の挑戦は、日本酒業界に新たな風を吹き込むのかもしれない。
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