長野県の酒造が、倉庫を再生した「角打ちバー」と「日本酒ワゴン」をスタート

2023年の折り返しとなる7月にはいったところだが、日本酒造りは基本的に秋~春がシーズンで、醸造年度などは7月1日が年始めとなっている。

そんな日本酒の元日に、長野県・奈良井の酒造メーカーが倉庫を再生した角打ちバーと日本酒移動販売車をオープンした。

©杉の森酒造株式会社

創業は1793年という長い歴史をもちがら2012年から休眠状態にあった長野県の「杉の森酒造」

一昨年21年の秋に「suginomori brewery(スギノモリ・ブルワリー)」として再生し活動を展開。

今回は、先週の7月1日(土)に酒蔵の向かいにある倉庫を改修した作業(sagyo)の場と、日本酒を楽しむ場(bar)が融合した空間「sagyobar(サギョーバー)by suginomori brewery」をグランドオープンした。

「sagyobar」©杉の森酒造株式会社

倉庫の建築はそのままに、入り口部分のゲートを刷新し、照明や空調等の設備を新設。

角打ちスペースとしての利用もできるここでは、同酒造自慢の日本酒やこの“場(bar)”でしか味わえない限定メニューを楽しむことや、オリジナルグッズなどの販売展開をしていく予定だ。

©杉の森酒造株式会社

また、軽自動車を整備し、飲食営業許可を取得した販売車「suginomori wagon」もスタート。車内には日本酒サーバーや冷蔵庫も搭載し、常に最適な状態で商品を提供する予定となっている。

同酒蔵の商品「narai」3種類(美山錦、金紋錦、山恵錦)の飲み比べセットや一般には出回らない「narai」、冬の時期には熱燗「Hot narai」の提供もあるとのこと。おつまみには地元長野で作ってもらった同蔵の酒粕を使用した焼き菓子や、燻製チーズなどが揃う。

ワゴンは移動可能な販売空間として、長野県内のイベント出店はもちろんのこと、全国のさまざまなイベント出店などを計画。その姿を各地で見かけることだってあるかも。

©杉の森酒造株式会社

「suginomori brewery」が醸造する日本酒「narai」を楽しめる”静と動”の新たな拠点に、日本酒好きだったら足を運んでみてはいかがだろう。

© Kiraku / YouTube

『「sagyobar by suginomori brewery」「suginomori wagon」』
【所在】長野県奈良井755-1
【営業時間】
基本的には不定期営業。毎週金曜と土曜 午後1時〜午後5時までOPEN
【杉の森酒造株式会社WEBサイト】https://www.narai.jp 
【Instagram】https://www.instagram.com/narai.sake

Top image: © 杉の森酒造株式会社
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