初島にしかない“かわいい”が詰まった、小さなカフェのギフトコレクション
静岡県熱海市に浮かぶ、人口約200人の離島「初島」。
賑わいを取り戻しつつある熱海中心部とは対照的に、島は今も静かな時を過ごしている。そんな島の未来を想い、唯一のお土産店を営む25歳の店長が、一つの新しいブランド『#かわいい旅してきました』を立ち上げた。
初島の思い出を形にしたお土産たち
このブランドのコンセプトは、「旅の記憶を"かわいく"持ち帰る」こと。初島での体験や豊かな自然をモチーフにした、お菓子やグッズが揃う。
例えば、「初島レモンコレクション」。
熱海が国産レモン発祥の地という歴史を背景にしたシリーズで、特に「初島レモンマドレーヌ」は発売1ヶ月で1,500個を売り上げるほどの人気商品だという。

また、初島ならではの食材をテーマにしたキューブ型の箱がSNSで映える「HATSUSHIMA POCKET GIFT」や、島の周りで見られるイルカをモチーフにしたマスコット「はつしまいるか」など、どれも初島らしさが詰まっている。


「初島にしかないお土産がほしい」という声から
このブランドが生まれた背景には、観光客の減少や後継者不足といった島の深刻な課題があった。そんな中、店の店長は「初島にしかないお土産がほしい」という観光客の声に応え、島の価値を高めるための挑戦を決意した。
しかし、その道のりは平坦ではなかったらしい。原料の調達からパッケージ制作まで、一つ一つの壁を乗り越え、ブランド始動から商品が全て揃うまでには1年半もの歳月を要したとのことだ。
かわいいだけじゃない、未来への挑戦
「HATSUSHIMA STORE&CAFE」にとって、このブランドは旅の終着点であるお土産屋として、初島独自の観光価値を底上げし、島の未来を紡いでいくための重要な第一歩。
今後は他の事業者とも連携し、さらに商品の拡充や販路拡大も進めていくという。「#かわいい旅してきました」は、その名の通りのかわいさの裏に、島の未来を想う強い意志を秘めている。
🍋初島レモンコレクション
“国産レモン発祥の地”と言われる熱海の歴史を背景に、近年は「初島レモン祭り」も開催されるなど、島内でも盛り上がりを見せているレモンの魅力を、お菓子を通じて楽しく伝えるシリーズです。
「初島レモンマドレーヌ」のパッケージはレモンと海のコントラストで、島で過ごした爽やかな思い出を呼び起こすようなビジュアルに。販売開始から1か月で1,500個分を売り上げる人気商品となっています。

🎁HATSUSHIMA POCKET GIFT
“初島の自然の宝石箱”をイメージした、手のひらサイズのキューブ型ボックス。海老、いか、レモンなど、初島ならではの食彩をテーマにした5種類で、SNS映えする見た目と手軽さが人気を集めています。

🐬はつしまいるか
初島航路で時折見られるイルカの群れにちなんだご当地マスコット。マシュマロやキャンディ、キーホルダー/缶バッジのガチャガチャも展開し、お子様連れや学生から特に支持されています。

🍒初島オリジナルグッズ
初島名産の“ところてん”を使った、カフェの看板メニュー「初島パフェ」をモチーフにした、オリジナルTシャツやアクリルキーホルダーなど。旅の記念としてはもちろん、カフェの世界観ごと“持ち帰る”楽しさを演出します。
