PepsiCoがプレバイオティクス配合、低糖質、低カロリーのコーラ『Pepsi Prebiotic Cola』を発表。2025年秋より発売
長年親しまれてきたコーラの概念が、大きな転換点を迎えるかもしれない。
飲料大手のPepsiCoが、プレバイオティクス繊維を配合した全く新しいコーラを発表した。健康への関心が高まる現代の消費者ニーズを捉えた、次世代の炭酸飲料の登場と言えそうだ。
「プレバイオティクス」を配合した新世代のコーラ
PepsiCoいわく、今回発表された『Pepsi Prebiotic Cola』は、伝統的なコーラカテゴリーにおいて20年ぶりとなる大きな技術革新だという。
最大の特徴は、腸内の善玉菌の栄養源となり、腸内環境を整える働きが期待されるプレバイオティクス繊維を3グラム含んでいる点。
さらに、砂糖の使用をサトウキビ由来の5グラムに抑え、カロリーも30キロカロリーと低く、人工甘味料は一切使用していない。健康を意識しながらも、コーラを楽しみたい層にとって魅力的な選択肢となるだろう。
変わらぬ味わいと新たな選択肢
機能性を高める一方で、味わいへのこだわりも失われてはいないらしい。
PepsiCoによれば、本商品は120年以上にわたって愛されてきたペプシならではの、クラシックで爽快な味わいを完全に再現しているとのこと。
同社の米国飲料部門CEOであるRam Krishnan氏は、「象徴的なペプシの味を犠牲にすることなく、消費者に選択肢と機能性を提供する次の飛躍を示すものだ」と語る。
フレーバーは『オリジナルコーラ』と『チェリーバニラ』の2種類が用意され、消費者は好みに合わせて選べる。
コーラの未来を示す一歩に?
Pepsi Prebiotic Colaは、2025年秋にオンラインで先行発売され、2026年初頭には米国の小売店の店頭に並ぶ予定。
PepsiCoは今年、同じく機能性飲料で知られるpoppiを買収しており、今回の新商品投入は、健康志向飲料のポートフォリオを強化する同社の明確な戦略の一環とみられる。
伝統的なコーラが機能性という新たな価値をまとったことで、今後の飲料市場全体の動向にも影響を与える重要な一歩となりそうだ。






