「担降り」を次の推し活へつなぐ、拓殖大学の学生が考案したグッズ買取キャンペーンが始動

出張買取サービス「買いクル」を運営する株式会社RCは、拓殖大学の学生と連携し、2025年7月28日から8月31日までの期間限定で『推し活グッズ買取キャンペーン』を実施すると発表した。

この企画は、大学の授業の一環として学生が立案したもので、若者文化のリアルな実態を捉えた循環型の取り組みとして注目される。

学生の視点が光る「推し活」特化の買取企画

今回の『推し活グッズ買取キャンペーン』は、拓殖大学経営学部奥田ゼミナールの学生が考案した産学連携プロジェクト。全国130拠点に展開する「買いクル」にて、アイドルやアニメなどの公式グッズの買取価格が一律10%アップするという内容だ。出張買取で、グッズ1点からでも対応可能。

ただし、本キャンペーンは通常の買取サービスとの併用が条件となっており、キャンペーン対象品のみでの依頼は受け付けていない。また、ハンドメイド品などの非正規グッズは対象外とのこと。

© 株式会社RC

「担降り」を前向きな循環へ、企画に込めた学生の思い

企画の背景には、推し活における「モノの循環ニーズ」の高まりがあるという。増え続けるグッズの保管場所に困ったり、応援する対象が変わる「担降り」によってグッズが不要になったりするファンの悩みに着目。

そうした変化を前向きに捉え、“推し活を持続的に楽しめる仕組み”として、今回のキャンペーンが提案された。

企画を考案した学生の丹田愛美さんは、自身のアイデアが採用され社会で実施されることに驚きと喜びを感じているという。企画で最も苦労した点として、すでに若者に浸透しているフリマアプリとの差別化を挙げた。

買いクルの特長を活かし、「あえて使ってみたくなる」きっかけ作りを模索したと語っている。

© 株式会社RC

企業と大学が評価する産学連携の価値

この取り組みは、企業と大学の双方から高く評価されているようだ。

拓殖大学の奥田教授は、企業の事業運営に直接関わる企画立案という経験を通じて、学生が「就職した後」のキャリア形成を具体的にイメージできたのではないかと、その教育効果に言及した。

また、株式会社RCの担当者も、学生ならではの柔軟な発想を称賛。同社CSOの島津大輔氏は、業界分析やビジネスモデル研究など、学生たちのレベルの高い企画内容に感謝を述べた。FC本部の牧野美瑚氏は、企画案で初めて「担降り」という言葉を知ったと明かし、現代に沿った視点が光るキャンペーンだと評価している。

企業と学生が連携することで生まれる新たな価値創造への期待がうかがえる。

■キャンペーン概要

名称:推し活グッズ買取キャンペーン
実施期間:2025年7月28日(月)~2025年8月31日(土)
対象:全国の買いクル(130拠点)
内容:
・アイドル、アーティスト、アニメ等の公式グッズの買取価格を一律10%UP
・1点からでも買取対象
・出張買取にて対応
※ハンドメイド・非正規などのオリジナルグッズ、および買いクル買取基準外の商品は対象外となります。
※本キャンペーンは通常の買取との併用が条件となります(キャンペーン対象品のみのご依頼は承っておりません)。

キャンペーン公開URL:https://kaikuru.com/lp/oshikatsu

Top image: © 株式会社RC
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